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「FRBの量的緩和など必要ない。アンクル黒田が日銀流の仕事をしてくれる」金融サイト『ウォール・ストリート・エグザミナー』編集長リー・アドラー

先週水曜日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米量的緩和第3弾の終了が決定されて「マネーの補助輪」を外された米市場は、日本銀行の黒田東彦総裁が鮮やかに放った追加量的・質的緩和で、金曜日はお祭り騒ぎだった。月曜日には株式市場が小幅反落するなど落ち着いたものの、為替市場の興奮は冷めず、一時1ドル=114円台までドルが上昇した。

こうしたなか、為替の方向性についてエコノミストには強気の発言が出ている。スタンダードチャータード銀行アジア地域のデイビッド・マン調査部長は、「すぐに115円の壁を突破してしまい、来年までに120円を試す展開になるだろう」と鼻息が荒い。

一方、オーストラリア・ニュージーランド銀行の上席FXストラテジスト、クーン・ゴー氏は経済ニュース専門局CNBCの番組に出演し、「ドルが115円を超えて上昇するのは年末だろう。120円を超えるのは、来年だ」として、緩やかな上昇を想定していることを明らかにした。

こうしたなか、タカ派として名高いダラス連銀のフィッシャー総裁が月曜日に講演して、注目を浴びる発言をしている。フィッシャー総裁は、「先週のFOMCが利上げまでの時間軸に関して、『相当期間』の文言を残したが、それと同時に、労働市場など各種指標の改善を積極的に評価したことにより、『相当期間』の文言を去勢した(無意味にした)」との見方を示した。

「相当期間」が、実は短い時間になるかも知れないと市場に伝えたのだ。市場に大きな影響力を持つセントルイス連銀のブラード総裁の持論である「2015年1月~3月期末の利上げ」説とも呼応する発言である。

連邦準備理事会(FRB)内のタカ派が、早期利上げありきで、「トーク」による市場の期待醸成を進めている様子がうかがわれる。

(在米ジャーナリスト 岩田太郎)

(ZUU online)

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