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決算書を読み解くうえで押さえておくべき勘定科目を理解しよう

ここでは、決算書を読み解くうえで押さえておきたい勘定科目を損益計算書・貸借対照表からそれぞれ挙げポイントを解説します。

損益計算書
1. 売上高

売上高は、事業活動すなわち商品・製品の販売またはサービスの提供などにより得る金額の総計であり、事業活動の根幹を見極める勘定科目の1つです。事業活動の良し悪しを判断するうえでは、少なくとも3期分の損益計算書を並べ、売上高の推移を把握することが大切です。その推移を見て、急増や急減している場合には、要因について経営者にヒアリングする必要があります。

売上高から企業の事業性を評価するためには、売上高の内訳を把握し、商品・製品別、顧客別、支店別などでどう推移しているかを見極めます。しかし決算書ではその内訳は見えませんから、企業の実態をつかむには、経営者・経理担当者へのヒアリングをここでも行います。

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