ビジネスウーマン
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承認欲求を満たすことで部下のやる気アップにつなげる

部下や後輩のモチベーションを上げることは、リーダーの大切な役割の1つです。

先日、ある企業でサブリーダーの方を対象に研修を行った際、「上司からどんな言葉を掛けられたとき、やる気が上がりましたか?」と質問しました。

回答として多く挙がったのは、「君がいてくれてよかった」「君がいると職場の空気が明るくなるね!」などでした。これらの言葉を一言でまとめれば、「自分の存在自体が認められたと思えた」ということになります。存在を認めることを心理学では「存在承認」と呼びます。

人間の根源的な欲求として、周りから価値ある存在として認められたいという、承認欲求があります。それを満たすことができれば、モチベーションが一気に上がります。承認には物事の結果について認める「結果承認」、結果が出るまでの過程を認める「プロセス承認」、行動したことを承認する「行動承認」、相手の意思や思考について認める「意思承認」などがあります。それらを行う際に、土台となるのが存在承認であり、承認欲求を満たすうえで、欠かせないことです。

挨拶で承認欲求を満たす