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いくらまで住宅ローンを借りることができるのか教えてほしい…

住宅ローンの相談を受ける際に、お客様から「いくら借りられるのか?」「いくらなら無理がない額か?」と質問されることがあります。

借入額を多くすればその分理想の住まいを手に入れやすくなりますが、毎月の返済負担が大きくなってしまいます。逆に借入額を抑えすぎると、希望に沿った満足できる住まいを手に入れられないかもしれません。

そこで今回は、無理なく返済するための「住宅ローン借入額の考え方」と「適正な借入額を算出するためのポイント」をご紹介します。

金融機関が住宅ローンの貸出金額を算出する際、一般的には“税込年収”をもとに計算します。そして①返済負担率と②借入倍率の2点を計算しながら融資上限額を計算します。

まず①返済負担率とは、年収に占める年間のローン返済額の割合のことです。例えば、年収が500万円で返済負担率を30%とした場合、年間の返済額は150万円以内、毎月の返済額は約12.5万円までです。