審査
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「こんなこと聞けない」「聞く人がいない」という融資実務に関する基本的な内容についてわかりやすく解説します。

融資相談を受けたらなぜ事前審査から始めるの?

融資相談を受けた際には、資金使途や背景、返済財源、返済方法などを把握し、融資形態や保証協会の要・不要、融資決裁権限などをチェックします。

その次に、融資申込書を提出してもらい、稟議書を作成して決裁権者に決裁を仰ぐことになるわけですが、融資申込書を提出してもらい本審査に入る前に「事前審査」の手続きを挟むケースがあります。相談者に対しては「事前審査」といいますが、内部的には「事前相談」や「事前協議」ともいいます。

融資実務経験が少ない担当者の場合、どのようなときに「事前審査」を行うのか判断できずに上司からの指示や指導等のままに対応しているのではないでしょうか。