情報
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2. 取引先を取り巻く外部環境 についての情報収集のポイント

ここでは、どんな取引先を訪問する場合にも役に立つ、マクロな視点での情報収集のポイントについて解説します。

世の中には無数の情報が流れていて、取引先を取り巻く(マクロな視点)での外部環境に関する情報は、多種多様なものがあります。その中で、取引先担当者として収集すべき情報の基本的な考え方は「企業全般に影響を与える情報かどうか」です。

ここでいう“影響”とは、主に「企業の業績」や「経営者の意思決定(企業の行動)」に対する影響です。経営者の意思決定とは、例えば「設備投資をする」「採用を増やす」「資金調達をする」「為替予約を取る」等が挙げられます。このような考え方をベースにして、収集する情報を選択していきます。

図表は、取引先担当者として収集しておきたい情報をカテゴリ別に分類したものです。その中でも、特に重要度が高い情報については「★」をつけています。また( )内は具体的な指標名や統計名、キーワードです。

日頃から情報に対してのアンテナを張っておく