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長期かつ定期的に積立を行うことも、リスクを軽減した資産運用につながる。積立は時間の分散効果が働く。新NISAの「つみたて投資枠」を活用するかどうかに限らず、定時定額の積立、いわゆるドルコスト平均法については早い段階でその効果を伝えておきたい。
ドルコスト平均法については「聞いたことはあるが、よく分からない」という人が多い印象がある。お客様には、まったく知らないという前提で、丁寧に説明したい。
投資は最終的に大きな成果につなげ、その成果を収穫することが目的とした場合、積立の段階は「種まきの時期」とすることができる。
例えば広大な土地を耕し、様々な野菜を育てるシーンを想像してもらおう。
その畑に毎月1万円で種を購入し野菜を育てていくとする。子どもがいる家庭の場合、毎月お金を渡してお使いを頼む設定にするのもよい。
種の価格が安い時期にはたくさん種を買ってまくことができるが、種の価格が高いときは種の量が少なくなる。毎月の種の量ではなく種を購入する金額が固定されていることで、安いときにたくさん仕込むことができたと実感してもらいやすい。
お客様の前で絵を描いたり、身振り手振りのジェスチャーで表現したりと工夫することで、分かりやすい説明を心がけたい。