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相続案件の事例から、トラブルの発生原因や本来行うべき対策やアドバイスを民法知識も交えながら解説します。
「相続財産」は「故人名義の財産」と考えていいの?
相続が発生した場合、必ず生じるのが財産の名義変更手続きです。預貯金、有価証券、不動産、車両、公共料金、自宅の火災保険、電話など多岐に渡ります。さらに、ある程度財産を有していた方が亡くなった場合、相続税の申告も必要になります。名義変更も相続税の申告も、「どれが故人の財産か」が分からなければ手続きを進めることができません。そこで今回は、「相続財産の範囲」について解説します。