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円安が止まらない。2014年11月11日には年初来高値となる1ドル116円9.9銭を付けた(11月13日時点)。


円安の恩恵を受けている企業

東京商工リサーチの調べによると2015年3月期決算の下期想定レートは東証1部、2部の上場メーカー85社のうち32社が1ドル105円としているとのことだ。1ドル100円と見ている企業も22社いた。

2年前までは1ドル80円を下回っていたのだから、この間でかなり円安になったということだ。円安は輸出企業に恩恵を与えている。ここで世界規模の金融・経済情報を提供しているモーニングスターが作成した『営業利益の感応度』を参考に挙げておく。

銘柄            7~9月以降の前提(対ドル)  営業利益の感応度

トヨタ自動車 <7203>      100円             400億円

本田技研工業 <7267>      101円             120億円

日産自動車 <7201>       100円             120億円

富士重工業 <7270>       100円              90億円

キヤノン <7751>        100円              64億円

三菱重工業 <7011>       100円              41億円

小松製作所 <6301>       100円              37億円

日立製作所 <6501>        98円              36億円

マツダ <7261>         100円              20億円

三菱電機 <6503>        100円              20億円

トヨタ自動車は1ドル100円を想定しているが、前述したように第2四半期決算短信では通期の見通しを1ドル104円にまで引き上げた。4円の円安になっているわけだから、単純計算すればこれだけで1,600億円の増益要因になるわけだ。今は1ドル115円前後で推移しているため、増益余力としてさらに4,400億円分もあるということになる。