企業名

プレシジョン・システム・サイエンス< 7707 >

本社所在地

〒271-0064

会社情報HP

http://www.pss.co.jp/

設立

1985年7月

上場市場

東証JQ

決算

6月

業種

精密機器

同業他社

川澄化学工業<7703>

沿革

1985年、理化学機器(臨床検査機器)の保守メンテナンスを目的として、東京都 板橋区に設立。

1986年、本社所在地を東京都府中市に移転。

1989年、自社製品として、分注装置、希釈装置、洗浄装置等の理化学機器の製造 販売を開始。

1992年、研究開発施設として、千葉県松戸市に松戸研究所を設置。

1994年、本社所在地を東京都稲城市に移転。

2012年、エヌピーエス㈱の株式を追加取得し連結子会社とする。

2013年、Diasorin Ireland Ltd.とLIASON®IAM 装置供給契約を締結。 The Elitech GroupとgeneLEADⅠ+及び geneLEADⅫ+の開発販売契約を締結。

2014年、Roka Bioscience,Inc.とIsothermal molecular diagnostic analyzerの開発ならびに 同装置及び消耗品の供給契約を締結。 試薬製造工場として、秋田県大館市に大館試薬センターを新設。

事業内容

バイオ関連業界において、ラボ(研究室)自動化や臨床診断用の各種装置、それ らに使用される試薬や反応容器などの消耗品類の開発及び製造販売を行っている 。 これら製品は、業界大手のグローバル企業との提携によるOEM販売(相手先ブ ランドによる販売)を中心に、欧米子会社を通じた自社販売も含め、ワールドワ イドに事業展開している。

事業リスク

1 DNA自動抽出装置等への依存について
売上高の本装置への依存度は48.3%(当連結会計年度)と高く、当面もこの ような高依存度が継続することが予想される。
そのため、業績は、ユーザーの本 装置への需要の変化、本装置の他社製品との競合状況の影響を受けることが予測 される。 また、本装置はOEM販売(相手先ブランドによる販売)を中心に展開しており 、その販売力に依存しているため、経営計画の策定根拠の中に不確実性が相当程 度含まれることは否めない。
また、同様の理由により、過年度の経営成績だけで は、今後の業績の判断材料としては不十分な面があると考えられる。さらに、今 後予想しない支出、投資などが発生し、事業戦略が変更される又は経営成績及び 財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

2 特定の販売先への依存について
売上高の内、ロシュグループ、キアゲングループ向けの売上高が45.9%(当 連結会計年度)を占めている。
現在は、特定の企業グループに対する依存度が高 くなっているが、OEM契約は、非独占的な契約であるので、今後、OEM先を 増やしていくことで依存度を低下させていきたいと考えている。
しかしながら、計画通りにOEM契約先が増加していく保証はなく、また、当面 の間は上記2グループへの依存度は高いまま推移するものと考えている。 上記2グループはいずれも安定的な取引先であると認識しているが、このような 関係が今後とも継続するという保証はなく、また、現時点においては売上依存度 が高いため、事業戦略及び経営成績は、上記2グループの経営成績や財政状態、 事業戦略により重大な影響を受ける可能性がある。

3  OEM契約について
DNA自動抽出装置等について、現在、複数の会社とOEM契約を締結している (当連結会計年度末)。
いずれの会社とのOEM契約も、供給先試薬メーカー向 けにカスタマイズした製品に関してはOEM供給先が独占的に購入するという契 約内容となっているが、原則、スタンダード製品等の自社製品を製作・販売・供 給することについては何ら制限していない。
したがって、他社に対して自社製品 を製作・販売することや他の試薬メーカー等とOEM契約を結ぶことは現時点で は制限されていない。 上記のとおり、DNA自動抽出装置等に関する販売活動はOEM先に依存してい る。
各契約の内容については、将来的に見直し又は解消が行われる可能性がある 。
仮にこれらの各契約が将来において見直しあるいは解消された場合、現段階で は特定のOEM供給先に対する売上依存度が高いことから、事業戦略や経営成績 に重大な影響を及ぼす可能性がある。より多くのOEM先を確保し、事業拡大及 びリスク低減を図るべく、今後とも努める方針であるが、OEM先確保が計画ど おり進展するという保証はない。

4 為替リスクについて
海外売上高は3,150百万円となっており、売上高の80.3%(当連結会計 年度)を占めている。
海外売上高の大半は欧米のOEM先向けのものであり、そ の取引価格はユーロ建、ドル建、円建価格のものが混在している。
価格に対する 為替の影響については、概ね、その為替差損益について両社で折半し、取引価格 に加減算する契約となっているが、いずれにせよ為替変動の影響を受けるものと なっている。
為替変動の影響を極力排除する目的から、ロシュグループ向け及びキアゲングル ープ向けプラスチック消耗品の一部につき、欧州子会社にて外注先を利用した現 地生産・販売をしているが、海外売上高の構成比は高く、為替動向によっては当 社グループの経営成績は影響を受ける可能性がある。

5 特定の仕入先、外注先への依存について
自社でハードウェア設計を行うが、大規模な製造設備を持たず人員的にも少人数 のため、一部の製品を子会社で製造していることを除き、原則、製造にあたって は外注先を活用している。
外注先に関しては、一部の消耗品に関しては海外現地 生産を実施しているが、更なる多様化を進めていく方針である。
なお、これらの外注先の経営状態、生産能力、品質管理能力その他の理由により 、適切な時期に装置を製造することができない場合又はこれらの外注先との関係 に変化が生じた場合、事業戦略や経営成績に悪影響を及ぼす可能性がある。

主力サービス

1 装置
DNA自動抽出装置を中心としたラボ(研究室)向けの各種自動化装置及び免疫 化学発光測定装置や臨床診断用の検体前処理装置、全自動の遺伝子診断装置など の臨床向け装置の区分。

2 試薬・消耗品
DNA抽出やタンパク精製などに利用される各種の試薬及び当社装置の使用に伴 い消費される反応容器などの専用プラスチック消耗品の区分。主要なOEM先は 、OEM先が自社で試薬を製造販売しているが、プラスチック消耗品類は当社か ら購入する契約となっている。 当区分の売上高は、基本的には装置の累計出荷台数に応じて売上拡大が見込める 性質があるため、順調な伸長が期待できるものと考えている。

3 メンテナンス関連
装置メンテナンスやスペアパーツ(交換部品)販売などの区分。主要なOEM先 は、OEM先が自社でメンテナンス対応しているが、スペアパーツは購入する契 約となっている。 当区分の売上高は、基本的には装置の累計出荷台数に応じて売上拡大が見込める 性質があるため、順調な伸長が期待できるものと考えている。

4 受託製造
子会社の製造工場であるエヌピーエス㈱が実施している、外部からの受託製造事 業の区分。 当区分の売上高は、主要事業ではないものの、エヌピーエス㈱の収益確保のため の事業となっている。

5 その他
上記①〜④のいずれにも該当しない売上を区分している。主には、PSSキャピ タル㈱とベンチャーファンドであるバイオコンテンツ投資事業有限責任組合、そ の投資先であるPaGE Science㈱の事業の区分である。