企業名

ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ< 6090 >

本社所在地

〒997-0052 山形県鶴岡市覚岸寺水上246-2

会社情報HP

http://humanmetabolome.com/

設立

2003年7月

上場市場

東証マザーズ

決算

3月

業種

サービス業

同業他社

沿革

平成15年7月
山形県鶴岡市末広町に資本金1千万円で会社設立

平成21年8月
発明「うつ病のバイオマーカー、うつ病のバイオマーカーの測定法」を特許出願(大うつ病性障害バイオマーカー基本特 許)

平成22年10月
発明「脂肪性肝疾患を診断するためのバイオマーカー、その測定方法、コンピュータプログラム、および、記憶媒体」を特許出願(非アルコール性肝炎バイオマーカー基本特許)

平成24年9月
発明「代謝物の抽出方法」(C-SCOPE技術基本特許)を特許出願

平成24年10月
発明「酸性化合物の検出方法」(C-SCOPE技術基本特許)を特許出願

平成25年3月
発明「脳症の検出方法」を特許出願(感染症関連脳症バイオマーカー基本特許)

平成25年9月
学校法人慶應義塾と肝臓疾患のバイオマーカーに関する特許実施許諾契約を締結発明「うつ病のバイオマーカー、うつ病のバイオマーカーの測定法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体」が日本国内において特許登録(特許第5372213号)

平成25年10月
東京証券取引所マザーズへ上場

事業内容

同社グループは、同社及び販売子会社Human Metabolome Technologies America, Inc.(以下「HMT-A」と言います。)の2社で構成され、「未来の子供たちのために、最先端のメタボローム解析技術を用いた研究開発により、人々の健康で豊かな暮らしに貢献する」ことを企業理念として、研究機関や企業のメタボローム解析試験受託及びバイオマーカー開発を主たる事業として展開する慶應義塾大学発のベンチャー企業です。同社グループは、設立母体である慶應義塾大学先端生命科学研究所及び本社所在地である山形県や鶴岡市等地方自治体と産官学連携のもとに事業を展開しております。

人間をはじめとする生物は、筋肉や臓器、骨といった多様な機能を持つ器官から成り立ちますが、これらはアミノ酸や脂質、核酸などの代謝物質(メタボライト)を共通の構成因子としており、代謝物質は全ての生命活動において欠かせない役割を担っています。代謝物質は食事により供給され、運動など日々の活動の中で消費されます。その機能に応じて体内や細胞内を移動し、多くの化学反応によって新しい物質へと作り替えられていきます。このような化学反応のことを代謝(メタボリズム)と呼び、この物質変換は代謝経路という一定の規則により成り立っています。代謝の仕組みを理解することは、私たち自身をより深く知ることに繋がります。

事業リスク

(1) 売上高の季節変動に関するリスク

前項に記載のとおり、同社グループの主力顧客である大学及び公的研究機関は、公的な補助金を活用し、研究開発活動を進めております。補助金の多くは、予算の執行が6月から7月にかけて徐々に始まり、下期から予算の年度末である3月にかけて増加する傾向にあります。当事業では、顧客から測定試料を受領後、解析結果を報告し、顧客の検収を経て売上高が計上されます。しかし、顧客は年度末までに予算を執行すれば良いことや、培養実験や動物実験により測定試料を準備する場合もあり、測定試料の到着が12月から3月に集中する傾向にあります。そのため、同社グループの売上高は例年下期、特に第4四半期に集中する傾向があります。そのため、測定試料の受領が遅れた場合には年度内の解析が困難になり、受注がキャンセルされるリスクや、解析量が当社の能力を超える場合には機会利益を逸するリスクがあります。また、同社グループは、季節変動による影響を抑えるため、補助金への依存度の低い民間企業や年度末の時期が異なる海外からの受注の獲得を図ってまいります。

(2) 公的な補助金の動向に関するリスク

社グループが属するライフサイエンス業界は、様々な公的な補助金制度を活用しながら研究開発活動を行っております。中でも、大学や公的研究機関の研究開発活動における公的な補助金の割合は高水準となっております。そのため、今後、社会的な情勢の影響を受け、公的な補助金制度が縮小する場合には、同社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

主力サービス

①大うつ病性障害診断キットの導出

大うつ病性障害バイオマーカーであるエタノールアミンリン酸(EAP)を使った診断キットの測定原理の確立及び診断、臨床検査会社への早期ライセンスの実現が課題です。現在診断キット化に向け、酵素法及び抗体法による測定法を開発しております。酵素法については、平成27年3月期中に仕様が確定する見込みで、平行してライセンスに向けた交渉を進めていきます

②解析サービス販売強化のための営業体制整備

メタボローム解析事業の売上拡大のため、国内及び北米の販売子会社の営業体制の強化が課題です。平成27年3月期は、中長期での成長基盤を作るための足固めの年と位置付け、営業担当者及び解析フォローのため学術営業担当 者を増員してまいります。併せて、医薬、臨床分野における売上を拡大するため、製薬企業出身者の採用を進めてまいります。

③バイオマーカー開発の促進

大うつ病性障害バイオマーカーに続く開発シーズの開発促進とバイオマーカー探索のための高精度な分析法の開発が課題です。まず、肝疾患のバイオマーカーについて、当社が発見した非アルコール性肝炎(NASH)と、慶應義塾大学より導入した複数の肝疾患のバイオマーカーを組み合わせた診断キットの開発に本格的に取り組んでまいります。