2015年のテーマ


KDDIなど6社が10億円の出資を受けるランサーズ

2014年12月2日にKDDI <9433> はランサーズと資本業務提携をすることを発表した。KDDIは今回のランサーズとの資本業務提携により中小企業の業務効率化や品質向上を目指し、また、従来のクラウドソーシングにない新たな領域のサービスを共同開発していこうとしている。ランサーズと資本提携したのはKDDIだけではない。

インテリジェンスホールディングス <4757> 、コロプラ <3668> 、グリーベンチャーズ、グロービス・キャピタル・パートナーズ、GMO ベンチャーパートナーズ(GMO VenturePartners)も第三者割当増資を引き受けている。ランサーズが調達した金額は6社合計で10億円にも上る。

これほどまでに資金を集めることができるランサーズとはどのような企業なのか、その変遷を見てみよう。2008年4月に株式会社リートを設立、インターネットサービス業を主に手掛けた。同年12月に「Lancers」をリリースし、2012年5月には「ランサーズ株式会社」に社名変更した。

2013年5月にはグロービス・キャピタル・パートナーズ、GMO VenturePartnersを割当先として第三者割当増資を実施、3億円を調達した。2014年4月にKDDIと業務提携し、今回の資本業務提携に至る。


クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングサービスとは「仕事を頼みたい人」と「仕事を見つけたい人」をオンライン上で結びつけるというものだ。取り扱われている仕事の範囲は実に広い。システム開発や運用、Web制作・Webデザイン、ライティング・ネーミング、データ作成やテキスト入力などのタスク業務、音源や動画・漫画などのマルチメディア、翻訳・通訳サービス、リサーチ分析や資料作成サポート、コンサルティングなどだ。

依頼側としては、仕事の請負者と直接連絡を取ることができるため、納期短縮や外注コストの削減、品質の問題などを解消できる一方、受注側はいくつも掲載されている仕事の中から自分に合ったものを選ぶことが可能だ。クラウドソーシングの提供企業は応募者のスキルレベルが第三者からでも理解できるように、能力や経験などの登録を求め、より多く記載のあるスタッフがより仕事を受けやすい仕組みを構築している。それは発注者がスキルなどをみて安心して依頼できるということにも繋がる。