2015年1ドル130円の声も…円安進行で食卓に打撃与えるあの商品!


追加金融緩和で円安加速

2014年のドル円の為替相場は、前年からの円安基調を引き継いだ。年初から秋口までは1ドル=100円台前半-110円台で推移。しかし、10月31日、世界のマーケットにサプライズを与えた、日銀による追加の金融緩和により円安が加速。日銀の金融緩和に加え、約130兆円の公的年金の積立金運用を担う年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用比率を見直し、外国債券・株式の比重を上げたことも円安の後押しとなった。こうして、年末にはドル円相場は7年4カ月ぶりに1ドル=119円台に突入した。


食料品値上げラッシュは止まらず

円安の進行とともに、2014年は家計にとって負担増の年となった。ハムなど食卓に欠かせないものから、製菓などし好品に至るまで値上げラッシュが相次いだ。日本ハム <2282> は7月から、家庭用を中心にハムやソーセージ、加工食品の容量を減らし、価格を据え置く形で、実質的に約10%の値上げに踏み切った。明治ホールディングス <2269> も価格改定を実施し、「明治北海道バター」は(200グラム)を385円から393円に、「明治北海道十勝カマンベールチーズ」(100グラム)を400円から440円など10品目を、2.1%-10%値上げした。

値上げの背景は、原材料価格が高騰している中、円安で調達コストがかさんでいるからだ。さらに新興国での需要が拡大しており、原材料価格は高止まりしそうな勢いで、2015年も食料品の値上げは収まる気配がない。すでにいくつかの会社が価格改定の方針を明らかにしている。ロッテは3月出荷分より、アイスクリームの主力商品「爽 」を120円から130円に引き上げる。日清フーズは年明けの出荷分より、国産パスタの家庭用を約5-8%、業務用を約9-13%値上げした。

10%前後の価格改定や、容量を減らす実質的値上げで、消費マインドへの低下が懸念される中、2015年に大幅な値上げが見込まれるのがオリーブ油だ。日清オイリオグループ <2602> は、3月2日から納入する家庭・業務用のオリーブ油を30-50%値上げする方針を明らかにした。同社の主力商品の「ボスコ(BOSCO) エキストラバージンオリーブオイル」(500ミリリットル)は約600円から約900円(税抜き店頭価格)となる。円安に加え、生産地である欧州の天候不順で、オリーブの不作が影響した。