マクドナルド店舗
(写真=Thinkstock/Getty Images)

ハンバーガーへのネジなどの異物の混入が発覚するなど品質問題から経営が悪化している日本マクドナルド <2702> 。米国の本家マクドナルド でも、新社長を迎えるなど経営の立て直しを急いでいるが、その一環としての品質改善に向けてもすでに動き出した。米New York Times紙とUSA Today紙が3月4日付で最新の状況を報じている。

米マクドナルドは、米国で今後2年間消費されるチキン製品について、人間用の抗生物質を使用した鶏の購入を中止すると発表した。理由としては、抗生物質を使った鶏・牛・豚を食べると、薬物に強い耐性を持つ菌が多く発生し、最終的に生じかねない人体に対する抗生物質の効果減退の抑制が挙げられた。

家畜に対する抗生物質使用の影響については、米疾病予防管理センターも予測を公表するなど、注目されている。抗生物質が家畜に使用された事により強くなった菌のために、少なくも200万人の米国人が病気になり、その内2万3000人が死に至る危険性があると同センターでは予測していた。

マクドナルド社は米国で最大の鶏の消費メーカーであり、年間1万7700トンもの鶏の生産量の内3〜4%を購入。今回の決定により、他のレストランチェーンへの鶏使用に関する方針や畜産メーカーにも大きな影響を与えそうだ。

同社は、人用の抗生物質を使用した鶏の購入制限と併せて、、『成長ホルモンrBST』を使用した乳牛のミルクを使用しない予定だとも発表した。同ホルモンは、乳牛の成長を早め、採取できる牛乳の量が15〜20%増加すると言われているが、発がん性も指摘されていた。

これらの品質に関る米マクドナルドの動きは、経営の不振が続いている同社のイメージを世界的にも回復させたい意思の表れとの見方もある。3月に就任した新社長スティーブ・イースターブルック氏が中心となり改革を進めている最中だが、14年の通期売上高は274億4130万ドル(約3兆2930億円)前年同期比2%減、純利益は47億5780万ドル(約5710億円)前年同期比15%減と厳しい状況が続いている。

(ZUU online)

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