経営計画
(写真=Thinkstock/Getty Images)

太陽日酸の連結子会社化などを昨年に実現するなどの動きを見せてきた三菱ケミカルホールディングス(HD)が3月11日、中期経営計画の進捗などを解説する事業説明会を開催し、今後も10%のROEを前提として事業運営を推進する考えを明らかにした。

同社は、2010年に2015年度までの5年間の中期経営計画を作成して公表しており、売上高5兆円、営業利益で4000億円、ROAで8%以上などの目標を掲げていた。ほかにも、同社は海外売上高比率で45%を基礎的経営指標の目標として掲げてきた。

一方、今回発表された資料によれば、2014年度の同社の売上高については、3兆6800億円、営業利益で1600億円となり、4年前に大々的に打ち上げた目標とはまだかい離が残っているのが現状だ。

ただ、同社事業そのものは順調に推移しており、機能商品分野でも業績を伸ばしている。具体的には、2012年度には174億円のだった営業利益が2013年度には410億円に伸長。あらに、2014年の営業利益としては、535億円が見込まれている。

素材分野でも、昨年度の実績として30億円だった営業利益が14年度には12倍を上回る380億円となる見通しが明らかにされた。昨年に連結子会社に組み込んだ大陽日酸の移動式水素ステーション「ハイドロシャトル」の運用開始や、燃料電池車への期待の高まりで注目される水素ステーションを受注していることが紹介された。

加えて、同社の次期中期経営計画のコンセプトも公開。2016年度から2020年度の経営計画の基本的な考え方として、「収益の向上と経営のスピードを重視」する姿勢として、ROE10%を前提として検討していることを同社は明らかにした。経営の効率性を示す指標として外国人投資家などから注目されるROEを目標に取り込むことになり、今後、より効率的な経営を実現できるか、焦点の一つになりそうだ。

(ZUU online)

【関連記事】
大塚家具の委任状争奪戦が白熱、米運用会社は久美子社長を支持
FX初心者あるある 損切りできずに損拡大、損切りしすぎで損拡大
日経新聞/日経MJ/四季報まで閲覧可?会員制データベースに自由にアクセスする方法
今世紀最高値を更新の日経平均株価 2万円超えなるか?
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株をa上場前に買う2つの方法