Euro紙幣
(写真=Thinkstock/Getty Images)

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は12日、量的緩和政策(QE)の一貫として、9日に公的部門債券32億ユーロの買い入れを行ったことを発表。ECBは3月中に600億ユーロの債券買い入れを実施する予定である。これを受け、EU各国では利回りが過去最低水準にまで下がっている。また、ユーロが12年ぶりの安値水準まで売られている。

今後QEプログラムの下で実施した国債買い入れの総額は毎週公表される予定で各国の詳細についても、毎月公表される。


QE進捗状況

ドラギECB総裁は、ECBの国債およびその他債権の購入は、ギリシャ問題の波及を防ぐ役割を果たしていると述べた。「ギリシャの危機にもかかわらず、ポルトガルなど、債務問題で支援を受けた国の国債利回りは一段と低下しているのは、この資金購入プログラムが寄与しているため」と指摘する。ドラギ氏は、「この購入プログラムがリスクをはらんでいることは認識している」とつけくわえているが、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、「新たな国債買い入れプログラムによる損失発生を回避するため、利回りがプラス圏にある長期債を中心に買い入れを実施する」と語り、予見可能な損失を回避する必要性があることを確認している。

市場ではこのQE政策開始により、多くのEU各国の国債利回りが過去最低水準まで低下している。為替市場ではユールが売られ、対ドルで12年ぶりの安値を付けるまでに至った。ノボトニー総裁は、「為替相場はECBの政策目標ではなく、他の問題からの副次的影響によるもの。現状の通貨安をあおるものではない」と語っている。しかし、市場ではドルとユーロは、早期にパリティに達すると見る向きも多い。

(ZUU online)

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