インド株
(写真=PIXTA)

これまでの数十年間で、最も迅速な経済成長を遂げたのは中国であるが、次に成長を遂げている国といえばインドだろう。インドは現在、成長スピードだけでみれば、世界最速と言っていいほど急成長している。

インド経済には、それだけの成長を誇る理由がある。独裁的な政治制度が改善されただけでなく、労働意欲の高い若年層、クオリティの高い技術者などが増加しており、それらがインドの経済成長を屋台骨として支えている。

上記のように、インド経済の成長スピードが急激に上昇しているため、注目を浴びているのが「インド株」である。実はインド株は日本にいながらにして購入することができる。今回はインド株の魅力やインド株の買い方についてみていこう。

インド経済は飛躍中

長い間、我々は中国の2桁成長に踊らされてきたのだが、現在のところ中国経済はその率を減らしている。その背景には、労働力の減少、製造業の衰退があり、もっと基本的なことなら、インフラ、エネルギー分野への投資に依存しすぎることが主な原因だろう。

中国の成長率は、ついに7.5%を既に下回った。中国の成長率が下降を続けるなか、他の新興国でも、ブラジルはスタグフレーションに襲われており、ロシア経済は、欧米の制裁と原油価格の急落に悩まされていて、どこも芳しくないのが実情である。

そんな中、インドは他国の不調とは逆をいき、経済は極めて好調である。日本やロシアとは違い、原油安もプラス材料として働いており、経常赤字や財政赤字の減少は著しい。成長率で見ても、2014年第3四半期のGDP成長率が7.5%を記録し中国を上回った。

しかしインド経済の発展は、成長率の向上のみが取りざたされている訳ではない。インド経済の安定性は日増しに強くなっている。インフレ率の低下もそうだが、経常収支の赤字減少に加え、ルピーが安定して向上しており、株式市場は軒並み賑わっている。

日本にいながらにしてインド株が買える

口座開設をまだしていない人は、「株初心者が押さえたい証券はどこ?ネット証券ランキング」で証券会社選びの基礎を押さえておこう。

好況のインド経済、インド株式市場に、日本にいながら投資を行うことが可能である。人気銘柄を挙げると、「タタモーターズ」や「HDFC」、「インフォシス」などが良い例だろう。

「タタモーターズ」は、「1ラークカー」として有名な自動車製造会社である。1ラークは発売当時の価格が日本円にして28万9000円と、格安の自動車を販売して注目を浴びた。それまでインドで最安値を誇っていたのは、スズキの子会社が製造・販売する「マルチ800」であったが、1ラークカーはなんと「マルチ800」の半値近い価格であったため注目を集めるのも当然である。

インフォシス(Infosys)は、ソフトウエア企業として、世界最大規模となりつつある。ソフトウエア技術者は非常に優秀で、意欲的な起業家がそろっているとされ、途上国としての印象が強かったインド経済において、世界的な情報技術社会に一石を投じた、栄光の象徴である。また、インフォシス(Infosys)は、ナスダックへの上場をインドで初めて達成した企業でもある。

日本でインドの株を購入するならADR

現在の所、日本ではインド株式市場に上場されている株式は購入できない。そこで新興国の経済成長が見込まれる中、海外株式市場に目を向ける投資家に注目を浴びているのが「ADR」だ。American Depositary Receiptの略で、日本語では米国預託証券と呼ばれている証券である。

ADRの仕組みとしては、米国以外で発行された株式を米国の預託銀行が取得し、その預かり証券(預託証券)を発行、米国株式市場へ上場している。直接新興国の株を購入できなくとも実質的な株主となれるのだ。

マネックス証券 楽天証券 SBI証券 といった日本のネット証券でもADRを取り扱っており、日本株と同様に海外企業の株式を売買できる。

インドADRだけでなく、ETFも買える

これまで紹介してきたインドADR以外にも、インド株に投資する方法がある。それがインドETFだ。ETFとはExchange Traded Fundの略称であり、「上場投資信託」とも呼ばれる。ETFは指数に連動する投資信託の一つで、証券取引所に上場している。ETFはインデックスファンドと似ているが、上場しているために株式と同様の取引ができる。インド株価指数に連動するETFも日本にいながらにして買うことが出来るが、ETFにはどのような魅力があるのかみていこう。

【ETFのメリット①】

ETFは投資信託の一つであるため、分散投資ができ、リスクを低減することができる。例を挙げるとすると、通常TOPIXと連動しているETFを購入した場合、東証1部上場の約1,850社の全銘柄に分散投資している事になる。例えば何らかの理由で1社の株価が暴落したとしても、個別銘柄に投資している場合と違い全体に与える影響は低いため、資産が減少する可能性も低い。一つの銘柄を購入しただけでリスク分散投資が行えているのだ。

インド株に投資したいけれど個別銘柄のことがよくわからない、といった人でも投資が出来る点は魅力的だ。

【ETFのメリット②】

ETFは数千円程度という、極めて小さい金額から投資できる。株価指数連動型商品の個別銘柄全てに投資するとなると大きな資金が必要となるが、株価指数連動型ETFならば少額から投資を始めることが出来る。

加えて、投信と違って上場しているので、善良な銘柄が多いことも特徴の一つである。

インド株におすすめの証券会社ランキング

インド株を取り扱っている会社は主に以下の三つである。以下で、インド株の購入に適した証券会社を比較してみた。

マネックス証券
米国ETFを取引するなら、間違いなくマネックスを用いるべきである。取扱い銘柄数も非常に多く、特定口座にも対応している。加えて、「インドADR」「米国上場インドETF」共に、売買手数料が非常に安い。海外証券に投資をしたいのならば、まずマネックス証券から口座を開設するのがいいだろう。

マネックス証券では、新規口座開設をすると申込月の翌月までの現物株式買付手数料が全額キャッシュバックされる。申込締め切りは2018年1月31日まで。

楽天証券
インドADRを取り扱っているのと、香港上場インドETFの手数料が格安と言う点は高く評価したい。しかし、一位のマネックス証券と比べた場合、取扱い銘柄数、特定口座対応などはほぼ同程度であるが、インドADRの売買手数料はいくらか高い。

楽天証券は、新規口座開設や対象の取引をすることで、キャッシュバックや最大90,200の楽天ポイントが受け取れるキャンペーンを2017年11月30日まで行っている。

SBI証券
SBI証券も、インドADRの取り扱いがある。しかし、他の証券会社とは異なり、銘柄数の少ないことが欠点である。

SBI証券は、新規口座開設と条件の各種取引を行うことで最大10万円がもらえるキャンペーンを2017年11月30日まで実施している。

グローバル投資家へ踏みだそう

新興国企業では経済成長とともに資金調達の需要があり、今は産業のグローバル化にあわせ資本のグローバル化も求められている。そのような中、ADRは有望な投資対象を求める投資家と新興国企業をつなげる橋渡しの役目を持っているのだ。

経済成長率が高い新興国の有望な企業へ投資する、グローバル投資家への第一歩としてADRを検討してみてはいかがだろうか。

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■インド株(ADR)が買えて、海外ETFの取り扱いが最多
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