鉱工業生産
(写真=Thinkstock/Getty Images)

3月の鉱工業生産指数は前月比-0.3%とコンセンサス(同-2.3%程度)を上回る強い結果となった。

今年は旧正月が2月後半と例年よりかなり遅く、輸出と生産もその影響を大きく受けることになった。1月に前倒し輸出に対応するため、前月比+4.1%と生産が大きく押し上げられた。
2月の前月比-3.1%に続き、3月も反動が続いたと考えられる。

1-3月期の米・中の経済成長率は弱く、輸出数量の回復(10-12月期の前期比+3.8%に続き、1-3月期は同+1.0%)に加速感がなかったことが、3月まで反動を長引かせたと考えられる。

しかし、生産は、消費税率引き上げの影響などで7-9月期まで2四半期連続で前期比低下した後、10-12月期に同+0.8%と底を打ち、1-3月期には同+1.7%と回復に加速感が出ている。

輸量が回復、消費税率引き上げによる需要停滞に起因する在庫調整も一巡し、堅調な内需にも支えられて、生産は回復基調にあると考えられる。

4月の経済産業省予測指数も前月比+2.1%と堅調である。

2015年の生産動向は、米国景気の回復により輸出がどれだけ力強く回復するかにかかってくる。米国の成長率がこの1-3月期を底に回復すること、そして内需も総賃金の拡大を背景に強いことを前提とすると、生産動向も増加基調が強くなってくる考える。

会田卓司(あいだ・たくじ)
ソシエテジェネラル証券 東京支店 調査部 チーフエコノミスト

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