堅調な相場展開が続いて高値更新となりました。ただ、更新したといってもここから上値を買い上がるとか、この水準での値固めとならないといったん調整となりそうです。買い上がる手掛かりに乏しく手仕舞い売りに押される可能性もありそうです。ただ、基調は強含みであり、そろそろ「セル・イン・メイ」はないだろうという話も出てきそうです。

ただ、そうした強気だけになると逆に大きな調整が待っているのかもしれません。一昨年の5月も安心しきったところで急落となったということもあり、もう少しと言う感じです。ギリシャ問題やウクライナ問題、そして中東の問題などが忘れ去られているようなところも心配といえば心配です。ドル高や円安を「嫌気」する動きも出てきそうです。

米国市場は上げ一服となったことから本日の日本市場も上値が重くなりそうです。高値を抜けたということでの達成感が出るか、抜けたことであらためて買い直されるのかということだと思いますが、目先的な過熱感や追加緩和期待が薄れたということもあり、いったん手仕舞い売りに押される場面もありそうです。新興市場銘柄も手仕舞い売りもあっていったん上値が重くなりそうです。

高値更新となったものの「ダブルトップ」となった感もあります。ここからは20,000円を割り込むということがないのかどうか、ということになるのでしょうが、買い一巡感が強まるといったん手仕舞い売りを急ぐ動きも出てくるのだと思います。当面は現状の水準=20,200円水準での値固めとなるか、いったん下値を試す動きになるのだと思います。


本日の投資戦略

昨日の相場もまるで「高値を抜けないと相場が崩れるから」と言うように指数を押し上げる動きになりました。いつもでしたら、先物主導で指数が押し上げられるのですが、昨日は指数が押し上げられて先物が買われたという感じでした。為替への反応もほとんど見られず逆に為替が株高に反応したということなのでしょう。

日経平均が高値を抜けて大幅高となる局面でも「全面高」ということでもなく、また、円安メリット銘柄が大きく買われるということでもなく、唐突に不動産株が買われるなど何とも言い難い相場展開です。ただ、目先的な過熱感が出ているので、そろそろ何かをきっかけに手仕舞い売りが出るのではないかと思います。上値を積極的に買い上がるという手掛かりもなく、調整感も出てくるでしょう。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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