RIZAP

今話題のパーソナルトレーニングジム「RIZAP」(ライザップ)を運営する、健康コーポレーション <2928> が5月29日に立会外分売を発表。東証1部上場を視野にいれた動きとして市場関係者から注目を浴びている。

同発表によると、分売予定株式数は6,160,000株、予定期間は平成27年6月4日から10日まで、分売の値段は分売実施の前日もしくは最終気配値を基準として決定されることとなる。目的は、市場に流通する浮動株式の割合が14%程度と非常に小さいため、これを改善するためのものとしている。

同社は3月にも立会外分売を発表しており、この短期間での発表は非常に珍しいケースだ。東証一部上場のためには流通株式比率が35%以上となることがその要件となっており、相次ぐ立会外分売は上場にむけての布石とみられるだろう。


既存株主への配慮?立会外分売に合わせ「おじゃMAP!!」で番宣

独特な効果音の「RIZAP」CMによる話題喚起もあって業績は絶好調といえる状況。月次売上高は2月、3月と過去最高を更新しており、足元の業績も好調に推移している。2月に発表した中期経営計画「COMMIT2020」では、2020年度を最終年度とする中期経営計画にて、好調なRIZAPの海外展開などで売上高3,000億円、営業利益350億円の達成を目標に掲げている。

CM好感度調査においては、RIZAPのCM「香取慎吾:居酒屋でさりげなく 篇」が、作品別CM好感度ランキングで2位(215年4月20日-5月4日)を獲得するなど、CMやTV番組を活用した巧みなプロモーション戦略が成功している。

6月3日19時からフジテレビのゴールデン枠「おじゃMAP!!」でも、SMAPの香取慎吾がCM出演しているRIZAP式ダイエットが特集されており、ここでも顧客獲得効果が期待される。


今回の立会外分売も旺盛な需要が期待される

前回3月末に実施された分売では308万株が放出されることとなったが、これは発表前の1日の売買高の約10倍程度と需要が大幅にオーバーした。今回の立会外分売についても東証一部上場を視野に入れていることを考えると需要の高まりが期待できるだろう。


東証一部上場で期待されるものとは?

健康コーポレーションは今でも注目を集める企業だが、今後東証一部上場が実現すれば、さらに資金調達はしやすくなるだろう。企業も株式市場を通じた攻めのファイナンスを行いやすくなり、資本効率をより高めた経営へと転換しやすい。

さらに、機関投資家からの買いが期待できる点にも注目したい。機関投資家は内部の投資判断基準から、東証1部上場企業以外は投資対象としないという規律を設けているところも多い。また、一部上場によりTOPIXの構成銘柄に組み入れられることで、TOPIXをベンチマークとするファンドからの資金流入や、インデックスファンドからの投資も期待できるだろう。

このように東証1部へ上場することで流動性が格段に高まる。また、アナリストの分析対象としてアナリストレポートが作成される可能性もあり、投資家の注目がさらに高まるという好循環が生まれる。


消費者の健康への関心と意識向上は大きな支え

消費者の健康への関心も一段と高まっており、同社のビジネスには大きな追い風となっている。今後は、RIZAP事業の売上高倍増に向けた新規出店及び人材確保でさらに加速しつつ、医療分野への進出、海外への本格進出を展開し、成長基盤を一層強化していくとのこと。(ZUU online 編集部)

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