5月米雇用統計,利上げ時期
(写真=Thinkstock/Getty Images)

6月5日、日本時間の午後9時半毎月恒例の米国雇用統計の発表が予定されている。今回の事前における市場予想は、非農業者部門雇用者数が+22.3万人(前回+22.3万人)で横ばい、失業率も5.4%予想で前回結果と同じ、平均時給が+0.2%で前回実績の+0.1%よりも若干改善するとのこと。


数字がよければドル円は再度125円超を試しにいく展開か

イエレンFRB議長は既に今年のどこかでの利上げを行うと正式に表明している。今回の雇用統計の数字が利上げ時期を占うのだ。

5月のいくつかの好調な経済指標を受け、6月のFOMCでの利上げの可能性も残されているといった観測も見られたが、市場との対話を原則とした場合、よほどのことがない限り行われる可能性はないと見る市場関係者が多い。

また9月の利上げもその事前に例年実施されるジャクソンホールでのイエレン議長の講演が今年は予定されていないことから、利上げの事前示唆が行われる可能性が低く9月も見送りではないかとの予想も飛び交い始めている。

仮に、今回の雇用統計で予想をはるかに上回るような数値が発表され、また前月数値が改善されるようなことが起きれば、再び利上げの前倒し観測が急激に強まることとなり、ドル円は一気に125円超方向にオーバーシュート気味に上伸する可能性がある。

ちなみに3日に発表されたADP雇用報告は予想20万人に対し20.1万人の結果で市場はほとんど関心を示さない状態となった。


6月第一週の週初はドル主導~そしていきなりユーロ主導へシフト

6月第一週は重要な経済指標の発表が目白押しで、ECBの政策金利発表とドラギ総裁の会見をこなし、いよいよ雇用統計を迎えることになる。

2日の東京外国為替市場では、ドルが一時125円の大台にのせたが、その後はすぐに下落した。同日のNYタイム序盤にはギリシャ問題早期解決への思惑からユーロが200ポイント以上もいきなり買いあがる動きになった。

このためドル円で再度ミセス・ワタナベ(日本勢)の踏み上げで125円乗せを狙い124円台でポジションをもっていた短期投機筋は投げを余儀なくされ、ドル円はまさかの123円80銭台割れを見せた。