ipo
(写真=PIXTA)

上場する企業側だけでなく、投資家にも大きなメリットがあるIPO(新規公開株)。未上場であるIPOは公募価格が割安に設定されることが多く、初値が公募価格を上回り、大きなリターンになることも珍しくない。だが、このIPOの魅力に惹かれる投資家は多いため、人気の銘柄ほど抽選倍率は高くなる傾向にある。ここで、当選確率を上げるために、IPOで利用する証券会社をどこにするかがカギとなる。ここではIPO当選確率に関する3つのポイントに則り、各証券会社を徹底比較していきたい。

IPO銘柄を買うネット証券会社を選ぶ際の3つのポイントとは?

IPOに申し込む際、どのネット証券会社を利用すればよいのか迷うところだろう。実際、IPOについては、ネット証券会社によって取扱方法や数にはかなりの差があるのだ。では、比較する際にどの部分を見ればいいのだろうか。ここでは3つのポイントを挙げたい。

IPO(新規公開株)の取扱実績

まずIPOの取扱実績に注目すると各証券会社での差が見えてくる。IPOの割り当て実績が多いということは、その分抽選を受けられるチャンスが多くなることを示すからだ。

IPO(新規公開株)の抽選方法

次に差が出るのは、IPOの抽選方法である。たとえば資金が少なめの人であれば、1口座1票制で公平な抽選に参加できる証券会社が有利となるし、多めの資金を使えるという人なら、資金量の多さに応じた抽選を行う証券会社を選ぶほうが有利ということになる。

証券会社の口座開設数

最後に注目すべき点は、各証券会社の口座開設数だ。なぜここが重要となるのか。それは、口座開設数が多いことは、ライバルが多いことを意味しており、その分当選確率が下がってしまうためだ。 詳しくは、「IPO当選確率を上げる6つの秘訣」で解説。

IPOネット証券会社比較 | 3つのポイント早見表

IPO(新規公開株)の実績、IPO(新規公開株)の抽選方法、証券会社の口座開設数の3点を証券会社ごとにまとめると以下のようになる。

証券口座名 IPO取扱数 開設口座数 IPO抽選方法 証券会社の特徴
SBI証券 76社 384万 70% 完全抽選 30% IPOチャレンジP (店頭配分あり) 口座開設数・人気No.1
SMBC日興証券 72社 280万 店頭90%、ネット10%(完全平等抽選) 国内3大証券の1つ
マネックス証券 46社 170万 100% 完全平等抽選 米国株の取扱銘柄数1位
カブドットコム証券 20社 105万 100% 完全平等抽選 専門家によるセミナー 動画を無料で配信
松井証券 11社 146万 70%完全抽選 売買手数料無料「一日信用取引」が魅力
岡三オンライン証券 6社 13万 100% 完全平等抽選 (2013年IPOスタート) 独自の分析を活かした投資ツール
楽天証券 8社 225万 100% 完全抽選 (資金力が影響) 楽天会員メリット大 投資ツールが充実
GMOクリック証券 1社 31万 100% 完全平等抽選 業界最安値水準の手数料

※IPO取扱数は2016年度実績、開設口座数は2017年3月現在

取扱件数実績から証券会社を比較

取扱実績を見ると、SBI証券、SMBC日興証券が他社との大きな差を見せている。次にマネックス証券、カブドットコム証券と続く。

大手の証券会社になるほど幹事証券会社に指名されることが多くなり、IPOの取扱いも増えることになるが、SMBC日興証券は国内3大証券会社という強みから、主幹事証券を務めることが多い。IPO全体の8割程度が主幹事証券会社に割り当てられるため、IPO投資をするのであればSMBC日興証券はおさえておきたい証券会社の1つである。

■ネット証券最大手、IPOチャレンジポイントを導入 >> SBI証券の公式ページはこちら

■国内3大証券の1つ、主幹事証券の実績多数 >> SMBC日興証券の公式ページはこちら

口座開設数から証券会社を比較

口座数が多くなるほどライバルも増えることになる。言い換えれば口座数が少ないほど相対的に当選確率は上がるのだ。口座数の少なさをIPOの取扱件数とあわせて考えてみると、マネックス証券や岡三オンライン証券が狙い目といえるだろう。

■少額取引の手数料が0円 >> 松井証券の公式ページはこちら

■完全平等抽選制で資金の少ない人もチャンスがある >> マネックス証券の公式ページはこちらから

■岡三証券のグループ会社 >> 岡三オンライン証券の公式ページはこちら

抽選方法から証券会社を比較

完全平等抽選制を採用する証券会社の場合、資金力に関わらず誰もが1人1票で公平な抽選に参加できる。特殊な例として、SBI証券会社の「IPOチャレンジポイント」に注目したい。抽選に外れるたびにポイントが付与され、そのポイントを利用することで当選確率が上がるという仕組みである。

■三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社

>> カブドットコム証券の公式ページはこちら

■GMOグループの上場時は主幹事証券と同等レベルの割当が期待できる >> GMOクリック証券の公式ページはこちら

■IPO取引額に応じて当選確率が最大5倍に! >> 楽天証券の公式ページはこちら

次から、各社のIPO取扱実績数を比較していこう。

ネット証券会社各社のIPO(新規公開株)取扱実績比較

ネット証券会社各社のこれまでのIPO取扱実績を見れば、どのネット証券会社を選べば抽選機会が多くなるのかが見えてくる。

証券会社名 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年
カブドットコム証券 20 18 19 11 24 16 11 37 74
SBI証券 76 82 65 44 38 13 10 27 70
マネックス証券 46 52 39 34 9 9 6 11 47
SMBC日興証券 72 80 60 43 28 15 9 22 35
松井証券 11 16 2 11 11 7 8 25 22
楽天証券 8 10 2 2 12 3 5 20 22
GMOクリック証券 1 1 0 0 0 0 0 1 2
岡三オンライン証券 6 10 1

※2017年5月末現在

この表から、SBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券3社が競い合っていることが分かる。また、この3社の取扱実績が、常にいずれかがトップというわけではなく、年度によって順位が変わっていることにも注目したい。つまりこのほかの証券会社でも、いずれ大きな伸びを見せるものがあるかもしれない、ということだ。

ネット証券会社各社のIPO抽選方法&口座数比較

IPOの抽選方法にはネット証券各社ごとに違いがあり、申込者の資金量によって有利か不利かが分かれる制度を取るものもある。また、口座数によってもライバル数が変わり、当選確率が変わるとも述べた。ここからは、ネット証券各社の抽選方法と口座数を見ていこう。

SBI証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
76社 70%完全平等抽選|30%IPOチャレンジP 384万以上 対応
特徴
申し込み口数が多いほど当選確率が上がる方式である。従って、運用資金を多く持っている人ほど抽選回数が増ええるので、有利になるのだ。また、抽選に外れた場合は、そのたびにIPOチャレンジポイントが与えられるので、抽選に外れた人ほど当選確率が上がっていく仕組みが用意されている。SBI証券のIPO株は個人への配当予定の割合の70%が抽選枠、30%がチャレンジポイントで、後者ではポイントが多い順にIPO株が手に入るからだ。抽選に落ち続けてポイントを貯めれば、いつか欲しいIPO株があった時に当選確率が非常に高くなる。

SBI証券は、新規口座開設と条件の各種取引を行うことで最大10万円がもらえるキャンペーンを2017年11月30日まで実施している。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

SMBC日興証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
72社 店頭90%、ネット10%(完全平等抽選) 280万以上 対応
特徴
三井住友ファイナンシャルの中核をなす「SMBC日興証券」は、国内3大証券の1つに数えられ、その規模・実績ともに日本を代表する証券会社である。IPOの幹事証券会社を担うことが多く、主幹事を務めることも多い。主幹事証券会社になると新規売出の8割を担当するので、IPO投資を検討している方は必見の証券会社である。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

マネックス証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
46社 100%完全平等抽選 170万 対応
特徴
抽選方式に1人1票制を採用しているので、資金が少ない人でも不利にはならない。マネックス証券では、口座名義人ごとに番号が割り当てられて抽選が行われる。つまり、家族の協力が得られれば、例えば家族3人で口座を開けば、当選確率は3倍になるのだ。

マネックス証券では、新規口座開設をすると申込月の翌月までの現物株式買付手数料が全額キャッシュバックされる。申込締め切りは2018年1月31日まで。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

楽天証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
8社 ステージ制(IPOカテゴリー) 225万 対応
特徴
こちらも運用資金が多い人ほど有利な仕組みで運営されている。申告可能株数が預かり資産を元に決定されるためだ。また、購入申し込み後のIPO当選確率は、過去の取引量に応じて変化する。このことを楽天証券ではIPOカテゴリーとして分類している。カテゴリーはゴールド、シルバー、レギュラーで、当選確率は楽天証券によれば、レギュラーを1とすると、シルバーはおおむね2倍、ゴールドはおおむね5倍になるのである。

楽天証券は、新規口座開設や対象の取引をすることで、キャッシュバックや最大90,200の楽天ポイントが受け取れるキャンペーンを2017年11月30日まで行っている。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

カブドットコム証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
20社 100%完全平等抽選 105万 対応
特徴
抽選方法は1人1票制を採用しているので、こちらは資金が少ない人でも不利にはならない。つまり申し込み株数と当選確率に関係はないのだ。その意味では公平な抽選が行われていると言える。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

松井証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
11社 70%完全平等抽選 146万 対応
特徴
松井証券は割り当てられたIPOの7割を完全平等抽選で配分している。1人1票制を採用しているので、資金の多さとIPOの当選確率に関係はない。松井証券の特徴的なところは、他社よりIPOの抽選が遅いということだ。そのため、他社でIPO抽選を受けた後で、松井証券の抽選を受けることができる。

また松井証券では、紹介による口座開設1人につき取引手数料を5,000円までキャッシュバックというキャンペーンを2017年12月21日まで開催中。 紹介により口座開設した側も同様のキャッシュバックが受けられ、加えて信用取引口座も開設するとキャッシュバックの上限金額が1万円まで拡大する。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

GMOクリック証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
1社 100%完全平等抽選 31万 対応
特徴
1人1票制を採用しているので、資金の多さと当選確率に関係はない。また、申し込み株数に関係なく、最低単位株数が割り当てられる。

GMOクリック証券では口座開設日から翌々月まで、最大3ヶ月間現物取引手数料が無料のキャンペーンを2018年1月31日まで行っている。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

岡三オンライン証券

IPO取扱実績 抽選方法 口座開設数 NISA
6社 100%完全平等抽選 13万 対応
特徴
1人1票制を採用しているので、資金の多さと 当選確率 に関係はない。 IPOの取り扱いを開始したのが2013年からで、口座数も少なく当選しやすいという点で、こちらも穴場のネット証券と言えるだろう。

(スマホでも5分程度で簡単・無料で申し込み)

IPOを取り扱う証券会社を手数料で比較

IPO株の購入で手数料を取られることはないが、売却時には手数料がかかる。各証券会社の手数料を見てみよう。

証券会社 10万円 20万円 30万円 50万円 100万円 300万円
GMOクリック証券 95円 105円 260円 260円 470円 900円
SBI証券 150円 199円 293円 293円 525円 994円
楽天証券 150円 199円 293円 293円 525円 994円
岡三オンライン証券 106円 216円 378円 378円 648円 1620円
マネックス証券 108円 194円 270円 486円 1080円 3240円
カブドットコム証券 97円 194円 270円 270円 1069円 3013円
松井証券 0円 324円 324円 540円 1080円 3240円
SMBC日興証券 135円 194円 270円 432円 864円 2160円

※手数料は税込み(2017年5月現在)

額にもよるが、各価格帯を通して見ると GMOクリック証券 SBI証券 楽天証券 の手数料が安いことがわかる。IPO取引を行う証券会社を選ぶ際には、取扱数や抽選方法はもちろんのこと、取引手数料も検討に入れて選びたい。

IPO(新規公開株)に向いているネット証券会社とは

冒頭で述べた通り、IPOで有利な証券会社は、取扱実績と抽選方法、口座開設数で差が出ることがわかった。

取扱実績で選ぶならこの証券会社

取扱実績で選ぶのであれば、 SBI証券 がトップで、その後に マネックス証券 カブドットコム証券 が続く状態と判断できる。

抽選方法で選ぶならこの証券会社

【資金が多い場合有利になる証券会社】

資金が多い場合は、SBI証券、 楽天証券 が有利になる。

【資金が少ない場合でも不利にならない証券会社】

資金が少ない申し込み者であれば、1人1票方式を採用している カブドットコム証券 マネックス証券 GMOクリック証券 松井証券 が有利だが、その中でも家族で協力することで当選確率を上げられるのは マネックス証券 となる。

口座開設数で選ぶならこの証券会社

最後に、口座開設数に関しては、岡三オンライン証券かGMOクリック証券が少ないという結果になっている。

これらの結果を基に、資金の状況や運用実績から、ご自身にあったネット証券会社を選ぶと良いだろう。

IPOの引受証券会社は、毎回特定の会社に限定されることが多い。例えば、大変話題になった2014年のリクルートホールディングスにおけるIPOの引受証券会社は、5大ネット証券の中ではマネックス証券とSBI証券、2015年の日本郵政の場合はこの2社に加えてカブドットコム証券であった。このあたりを考慮しつつ、狙ったIPOをより確実に手に入れたいのであれば、複数のネット証券会社で口座開設しておくことをおすすめする。

IPOで抽選確率を上げるために必要な資金ってどれくらい?

資金が豊富にない投資家は、IPO申し込みの数量に関わらず1人1票制を採用している証券会社から抽選申し込みを行えば、資金が豊富にある投資家と同程度の当選確率を期待できるだろう。だが、IPO人気が過熱する現在、1つの証券会社に絞ってIPO抽選に参加しているようでは、いつまで経っても当選しないということにもなりかねない。

できれば、各抽選において3~5つの証券会社から申し込むようにしたいので、平均的なIPO申し込み金額(最低申込単位100株で30万円前後になることが多い)を3~5件分用意することが望まれる。つまり、100万円~150万円を最低資金として準備しておけば、IPO当選もかなり現実的になると言えるのだ。

実際に株式投資を始めてみる

株初心者はどこで口座開設してる?ネット証券ランキング(PR)

■口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位
>> SBI証券の口座開設はこちら

■口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える
>> 楽天証券の口座開設はこちら

■米国株の取扱に強く、IPO取扱数2位、ミニ株も取引できる、手数料も安い
>> マネックス証券の口座開設はこちら

■三菱UFJフィナンシャル・グループで安心、ミニ株も取引できる
>> カブドットコム証券の口座開設はこちら

■業界最安水準の手数料が売り
>> ライブスター証券の口座開設はこちら

■どの約定金額でも手数料最安レベル
>> GMOクリック証券の口座開設はこちら

■IPO当選確率を上げるならおすすめ、ツールも魅力的
>> 岡三オンライン証券の口座開設はこちら

■少額取引の手数料が0円
>> 松井証券の口座開設はこちら