282340e91c08397d739b6cc99753c4882 (写真=Thinkstock/Getty Images)

日経平均があっさりと2000年のITバブル時の高値を抜けて来ました。やはり、これまで述べて来たようにある意味で「バブル」が来ていると考えてよいのだと思います。基調は強含みと言うことで世界的な金余りですから、「押し目待ちに押し目なし」ということでここからいったん下落するとしても長期下落の始まりということでもなく、あくまでも押し目と考えて良いのではないかと思います。

日本や欧州で金融緩和が続くということが前提であり、日欧の金融緩和姿勢に変化が見られるとすれば、株式市場も大きな調整となることもあるのでしょう。米国利上げが規定路線となるなかで、資金供給源が中国なども含めて多様化するということは株式市場などにとってもとてもいいことではないかと思います。

昨日までの急騰の反動や米国株安を受けて本日の日本市場は売り先行となりそうです。特に買い上がらなければならない理由もなく、2000年4月の高値を抜けるなど目先的な達成感もあることから少なくとも上値は重いと思われます。それでも買い気は旺盛、足元の景況感も悪くはないので、基調は強含みと思われ、売り急ぐ動きはないと思います。持高調整の売りなどで下値を売り叩く動きがなければ、底堅さを確認して戻す場面もあると思います。

節目と見られた20,800円水準をあっさりと抜けたことでここからは21,000円を目指す動きになりそうです。節目らしい節目と言えば22,700円水準までないような状況なので、21,000円水準と言うような霧の良い数字が意識されてくると思います。押し目を確認する場面でしっかりと20,500円~600円水準で底堅さが見られるかどうかということになりそうです。


本日の投資戦略

2007年の高値水準である18,300円を抜けるときもそうでしたが、あっさりと2000年の高値水準である20833円を抜けて来ました。こうなると上値の節目とすれば、心理的な節目と言うことになってくると思います。21,000円を付ければ付けたで、いったん達成感から調整となるのでしょうし、つけなければつけないで失望感から調整となるのでしょう。

ここから押し目をどう見るかということになりそうです。積極的に上値を追いかけるには材料不足という感じでもあり、出遅れているものが修正されるのか、ボーナス買いなどで個別に幕間つなぎ的に買われるのかということになりそうです。外国人などの買いが続くという前提で出遅れ銘柄を狙っても良いのでしょうが、8月の高配当が期待されるものなどに期待して見てもよさそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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