282340e91c08397d739b6cc99753c4882 (写真=Thinkstock/Getty Images)

日経平均の動きを見ていると「バブル」っぽくなってきています。ただ、「バブル」と言うにはまだまだ実体を伴っているということであり、指数の上値余地はあるような気がします。例えばPER(株価収益率)で見ても、まだまだ30倍と言うところが「高い」と言う雰囲気になっており、「バブル」と言う感じでもないと思います。目先的には調整もあり、紆余曲折もあるのでしょうが、先を見ると比較的楽観的に見ておいていいと思います。

米国株が冴えないことから本日の日本市場も冴えない展開となりそうです。月末近くの週末ということや6月決算の配当・権利落ち日と言うこともあり、いったん下値を試す動きも出て来るのではないかと思います。ただ、基調は強含み、先高期待も強いことから売り急ぐ動きにはならず、底堅さが確認されるとさらに売り難くなるということではないかと思います。

さすがに2000年の高値を抜けて21,000円が見えて来るといったん上値も重くなりました。引き続き21,000円を目指す動きと、足元の値固めと言うことになるのでしょう。21,000を試すところでは達成感や失望感も出て来るのでしょうし、20,500円~600円水準まで調整となれば、買戻しを急ぐ動きも出て来るのでしょう。


本日の投資戦略

上げ一服となりましたが、強含みの基調は変わりなさそうです。ギリシャ問題などで米国株などは軟調となっていますが、ギリシャ問題が特に日本に影響があるということでもなく、また世界的な金融の混乱を引き起こすということでもないのではないかと思います。

TPP(環太平洋経済連携協定)が順調に行きそうな気配になって来ました。昨日も食品株の一角などがTPPの進展を好感して買われていましたが、日本経済にとって、日本企業にとってはプラスの面が大きいのだと思います。TPP関連銘柄などは当面注目される状況が続きそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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