生産輸出
(写真=Thinkstock/Getty Images)

5月の鉱工業生産指数は前月比-2.2%と弱かった(コンセンサス同-0.8%程度)。4月の前月比+1.2%の上昇を打ち消してしまった。

理由は、5月の実質輸出が前月比-5.0%とかなり弱かったことだ。5月のゴールデンウィークの並びが長期休暇がとりやすい形になっていたため、輸出と生産活動は一時的に弱くなったとみられる。

しかし、1-3月期に弱かった米国の消費活動は立ち直りをみせてきている。これまで日本の生産者は在庫投資に慎重であったため、在庫の問題は大きくない(2月から4月まで+1.8%の慎重な在庫の積み上げがみられたが、5月には前月比-0.8%となった)。6月以降の輸出と生産活動はしっかりとしてくると考える。7、8月の経済産業省生産予測指数は前月比+1.5%・+0.6%と堅調である。

2015年の生産動向は、米国景気の回復により輸出がどれだけ力強く回復するかにかかってくる。そして内需も総賃金の拡大を背景に堅調であり、生産動向も増加基調が徐々に強くなってくると考える。