アルゴナビス (写真=Thinkstock/Getty Images)

相変わらずギリシャばかりが騒がれていますが、本当に日本以外の米国や欧州でどの程度ギリシャ問題を深刻に考えているのか、ということが知りたい感じです。金融関係者はともかく、一般のバリの住民、ニューヨーク市民、そしてマドリードやローマの人達、ベルリンの一般の人達は今回のギリシャ騒動をどう思って、そしてどのように行動しているのか、ということです。

日本でもギリシャの破たんに直接的な影響を受ける人はほとんど皆無、と思われ、世界的な規模で見ても影響が小さいことを大きく騒ぎ過ぎているのではないかと言う気がしてなりません。世界的な信用収縮の動きが出ないのであれば、景気回復、デフレ脱却という流れは全く変わりはないということなので、引き続き強気に見ておいて良いのではないかと思います。

米国株が堅調、為替も対米ドルでは円安となったこと、そして海外市場や夜間取引で日経平均先物が20,500円水準を超えて堅調となっていることから、本日の日本市場は堅調な展開が期待されます。ただ、引き続きギリシャがどうしたという声が大きいことや節目と見られる20,400円~600円水準を一気に抜けて来るには米国の経済指標なども見極めたいと言うことにもなるのでしょうし、上値は限定的となって来そうです。値動きの軽い小型銘柄などを物色する動きは続くと思います。

一気に20,500円水準を試すことになりそうです。20,600円を超えて来るとさすがに売りも嵩んでくるのでしょうし、20,500円を超えて積極的に買いにくいものと思います。20,400~600円水準での動きとなるか、いったん20,400円~500円水準での値固めとなるかということになりそうです。


本日の投資戦略

毎日毎日ギリシャギリシャと言う感じですが、何度も述べているように、直接的に日本の株式市場に影響は少ないと思いますし、「世界的な金融不安」と言うことになると、例えギリシャが破たんしたとしても特に問題はないと思います。逆にこれだけ混乱したということがスペインやイタリアなどの他の南欧諸国がどの様に見ているかということが重要ではないかと思います。

マスコミの報道も外資系証券などのコメントもギリシャが大変!とか、日経平均がどうなるかということではなく、実際に欧州の一般人がどう思って、生活にどのような影響をきたし、不安が生じているのか、などを報道して、コメントしてくれる方がよっぽどいいと思います。実際に我々は不安を煽られているだけという気がしないでもないです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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