アルゴナビス (写真=Thinkstock/Getty Images)

中国の問題もここまで大きくなると思っていませんでした。 中国の株式市場 を日欧米などの市場と同列には扱えないのですから本来であれば特 に慌てる必 要もないと思います。仕掛け的、 連鎖的な売り仕掛けが入ったという感じで、こうなるとこうした ということになりそうです。

一昨年の7月も3日で1,000円下げ、 その後2日で800円戻したということも ありました(その後は再度急落しましたが)が、今回も「天神底」 と言うこと も含めて、ここでの調整は「買い場」 と見ても良いのではないかと思います。 中国の景気動向は気になるところですが、 まだまだ経済成長は続いており、大 きな流れは変わっていないと思います。

本日の日本市場は米国市場が大きく下落、 為替も円高に振れたことで売り先 行となりそうです。 今度はどこで下げ止まるかと言うことになりそうですが、 夜間取引やシカゴ市場(CME) の日経平均先物はさらに大きく下落している ことから連日の大幅安となりそうです。さすがに19, 500円水準を割り込んで19, 000円を意識するところでは下げ止まると思われますし、 中国の市場で下げ渋 りが見られれば買戻しも入って下げ渋るのだと思います。

ギリシャ問題も一服となり、中国問題でも20, 000円水準ではさすがに下げ止 まると思ったのですが、予想以上の下落となりました。 一昨年7月の急落のよ うな感じでもあり、いったんは19, 000円水準を試すところで下げ止まって急反 発となると思います。戻り過程であっさりと20, 000円水準を超えて戻るかどう かと言うところでしょう。


本日の投資戦略

予想以上に中国問題が響いたという感じです。 中国株が売れないから疑心暗鬼 になって信用が収縮、 リスク許容度が極端に低下して日本株売りにつながった ということでしょう。夜間取引の日経平均先物もそうですが、 売りが売りを呼 ぶという感じになっており、 先物などへの追証も嵩んでくると思われ、もう一 段一気に下値を試す動きもありそうです。

ある程度投げきってしまえば買えるものも多く、 急反発となると思います。昨 日も食品株の一角などは値持ちも良く、 既に調整感が出ていたようなディフェ ンシブ銘柄の一角は底堅い展開になりそうです。 底堅さが見られたものから反 発となりそうですし、 内需系の銘柄に分があるのではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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