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東芝、意図的に損失先送り

今朝の日経1面トップ記事は、不適切会計が問題となっていた東芝が、インフラ関連案件で生じた損失の計上を意図的に先送りしていたとの記事です。

これって簡単に日本語で言えば、「粉飾」ってことですよね。しかしながら、記事中にはなぜか「粉飾」という文字は記載されていません。粉飾決算となれば、「上場廃止」の可能性もあるため、日経新聞としても使えなかったのかも知れません。

東芝の株価推移の今後を占う大きなポイントは、直近安値である5月12日の安値375.2円です。この2年間の安値でも2013年8月19日の安値375円、2014年5月19日の安値376円とこの水準が、強い下値支持線となっています。しかし、下値支持線であるこの株価水準を下回れば、一気に売りが嵩む可能性があります。

日経新聞1面の悪材料は短期的な買いの可能性もありますが、今回については、安値を抜けたら売りのスタンスが良さそうです。

■東芝 <6502> 394.7円


今日のポイント

ギリシャ危機、中国株安への不安に加え、システム不具合が重なり、NYダウは大幅安となりました。シカゴ日経平均先物も大きく下げており、9日の日経平均は売り先行になりそうです。下値支持ラインは100日移動19,695円、心理的節目19,500円、25日移動マイナス5%乖離19,338円、シカゴ日経平均先物19,285円等が想定されます。

ただ、この水準まで下落してくると、さすがにテクニカル面で「下げ過ぎ」のシグナルが点灯してきそうです。

藤本誠之(ふじもと・のぶゆき)
SBI証券 投資調査部シニアマーケットアナリスト

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