アルゴナビス (写真=Thinkstock/Getty Images)

ギリシャ問題に続き中国問題が大きく取りざたされていますが、実際にギリシャの影響も少ないのでしょうし、欧州株高を見ていると中国も含めて売り要因なのか疑問に思います。中国の株価自体下がったとは言え、上がりすぎたから下がっただけであり、報道されているほど中国の投資家も損をしていないのではないかと思います。

特に影響があるわけでもないのに大騒ぎするということが多くなっています。インターネットなどを通じてあることないこと市場に伝えられるので、皆がそうした報道に反応して右往左往してしまうということなのでしょう。ここはしっかりと大きな流れ、世界的なお金の流れを考えて落ち着いて行動したいところです。

本日の日本市場は、米国株は堅調となったのですが小幅にとどまったことなどが嫌気されて、売り先行となりそうです。シカゴ市場(CME)や夜間取引の日経平均先物は引き続き冴えない展開となっており、再度下値を試す動きから始まりそうです。ただ、日銀や年金の買い期待に加え、週末の買戻しなども期待され、底堅さが見られると戻りを試す動きも続きそうです。オプションSQ(特別清算指数)算出後はオプションのヘッジのための先物売りなども減少とする思われ、底堅さも見られそうです。

20,000円水準まで一気に戻すかどうかと言うところが注目されます。下値は今度は19,500円~600円水準では下げ止まると思われ、19,800円水準を抜けると20,000円を意識するところまで上昇も期待できると思います。まずは19,500円~600円水準での底堅さを確認する動きから始まりそうです。


本日の投資戦略

昨日は非常に値動きの荒い相場となりましたが、まだまだ落ち着きはなく、本日も右往左往することになりそうです。中国株の動きを見ている向きも多く、中国市場次第と言うことでしょうが、そろそろ中国株などを気にしないような動きも出て来るのではないかと思います。来週になると日銀の金融政策決定会合への思惑なども出て来るので、週末ということでの買戻しも入るのではないかと思います。

落ち着いた相場展開になることが期待されます。本日もしっかりと「陽線」で終われば、来週になると底堅さも見られるものと思います。週末にギリシャ問題や中国問題で大きなマイナス要因もプラス要因も出て来る可能性があり、売り方も買い方もいったん手仕舞うという動きが多くなるのではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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