ブルームバーグインテリジェンスセミナー
(写真=ZUU online 編集部)

2015年後半の消費者向けエレクトロニクス分野では、ゲーム事業の成長が焦点の一つとなりそうだ。スマートフォンやタブレットなどの普及一巡に続く成長領域の模索が継続しているものの、モバイルゲームやオンラインゲームで伸びる可能性もある。ブルームバーグが提供する7月22日開催の同インテリジェンスセミナーの「2015年後半の産業展望セミナー」で、同社のシニアアナリストであるワラル氏が見解を語った。

同氏の指摘によれば、消費者向けエレクトロニクス分野の日系企業で注目の企業は、パナソニック <6752> 、任天堂 <7974> 、ソニー <6758> 。いずれも大手の電気機器、ゲームメーカーとなっているが、ワラル氏は「カギとなる主要な機会はゲーム事業」だと言及する。


任天堂のモバイルゲームへ期待

任天堂については、モバイルゲームへのキャラクター展開や、同社ゲームの世界観を生かしたテーマパークを準備していることから、「長期的に利益を上げる準備を進めているのがわかる」(ワラル氏)という。

さらに、モバイルゲーム市場では、2015年には25.31%の成長を示すとIDCが予測。それ以降についても、2016年には30.8%、2017年には36.4%、2018年には40.5%の成長が予測として示されており、任天堂の市場拡大の成長取り込み策に注目が集まりそうだ。

ただ、同社に懸念事項がないわけではない。リーダーシップを発揮して、ニンテンドーDSでの成功といった業績につなげてきた岩田聡氏が逝去し、代表を退いたことから、現在は、代表取締役専務の竹田玄洋氏と同専務の宮本茂氏が経営の指揮を執っている。今後、新たな体制の下で経営の舵取りが求められており業績にどう反映されるかはまだ、不透明。


ゲーム機で鎬削り合うソニーとマイクロソフト

加えて、ワラル氏が指摘したのは、ソニーのゲーム事業。同社はCMOSセンサーなど半導体事業への投資の加速に併せて、ゲーム&ネットワークソリューション事業を、5月に発表した中期経営計画で、成長牽引領域と位置づけており、同社にとっての重要性が窺える。

ソニーのゲーム事業では、マイクロソフトとのゲームコンソールで競争が続いており、ソニーのPS4とマイクロソフトのXBoxの競争激化が続いている。両ゲーム機とも、数年来の赤字体制が改善しつつあり、今後、どこまで収益化できるか注目されそうだ。(ZUU online 編集部)

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