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(写真=Thinkstock/Getty Images)

株初心者が株式投資をするにあたっては、まず株がどのような仕組みで動くのかについてを理解しよう。仕組みがある程度分かった上で投資ができれば、安心感も大きくなるはずだ。落ち着いた心で株式投資に取り組み、適切な判断ができるようにしたいものだ。


【株仕組み①】そもそも株式会社の仕組みとは?

はじめに、株式会社とはどのような仕組みで成り立っているものだろうか。原材料を購入したり、社員に給料を支払ったりするために、企業ではまずお金が必要だ。売上の数字が出てくるまでの先行投資に必要な資金は、銀行借入や株式発行などによって調達している。

企業が株式を発行する理由としては、借入と異なり返済しなくてよい点が挙げられる。これならば資金を追加で調達したい場合でも担保を設定する必要がない。そのため、銀行借入に比べて手軽に資金が調達できるのが、株式発行の最大のメリットだ。株価が上昇してくれば、株式発行数が少なくても多くの資金を調達できるようになり、株式発行による資金調達がさらに行いやすくなるというわけだ。

株式会社だからといって全ての企業の株式を購入できるわけではない。株式会社でも、株式市場に上場をしていない企業の株式は購入できないのだ。例えば、サントリーや竹中工務店のような有名企業でも非上場会社は存在する。非上場の会社には投資が出来ないので、投資先企業を選ぶ際には上場をしているかも確認しよう。

【株仕組み②】株売買の仕組みとは?

次に、株式売買の仕組みはどうなっているのだろうか。

まず、売買できる時間帯は限られている。東京証券取引所などでは9時~11時30分までと、12時30分~15時までが取引可能な時間帯となっている。他の時間帯でも注文を出すことはできるが、売買は取引可能な時間帯でしか成立しない。また、売買できる曜日も平日に限られており、土・日曜日、祝日には取引は行えない。

また、売買が成立するためには、売り手と買い手の売買金額と数量が一致することが条件となる。とはいえ、市場には多数の売買注文が出るので、以下の3つの原則に基づいて取引の成立順を決める仕組みをとっている。

まず「価格優先の原則」。値段がもっとも高い買い注文や、値段がもっとも低い売り注文から順番に取引を成立させていく原則のことである。次に「時間優先の原則」。同じ値段での買い注文や売り注文が複数出された場合には、早い発注の取引から順に成立させていく。

さらに「成行優先の原則」もある。価格と時間が同じ注文に対しては、価格を指定せずに出されている成行注文が先に成立し、その後で売買価格を指定する指値注文が成立する。

これら3原則は、大半の銘柄における取引の際に活用される「オークション方式」の原則である。ちなみに新興銘柄市場であるジャスダックでは、一部の銘柄をオークション方式ではなく、マーケットメイカーとなる証券会社が売りや買いの価格を常に提示し、投資家と相対で取引を行う「マーケットメイク方式」によって取り引きしていた。

【株仕組み③】株価が決まる仕組みとは

では、株式市場において、株価はどのように決まるのだろうか。具体例をもとに、株式の需要と供給によって株価が変動するのかを見てみよう。

ある企業の株式に対して、501円と500円での売り注文がそれぞれ100株出たとする。500円で100株の買い注文が出れば、株価は500円となる。その後、501円で100株の注文が出れば株価は上昇し、501円となる。市場における株価は、最後に売買が成立した時点の価格を表しているのだ。

このように株価は需給によって変動する。需給を左右する要因としては、企業業績や金利変動、為替レートの推移などが挙げられる。例えば、今期赤字になると予想されていた企業が一転、黒字予想を発表した場合、市場は発表を好感し当該銘柄に買い注文が増え、株価の上昇が期待できる。

また、金利が下がると債券投資の魅力が低下するのに加え、借り入れた資金で株式を購入しやすくなることなどから、株価に上昇圧力がはたらく。さらに為替レートが円高になれば、日本では輸出が不利/輸入が有利となり輸出割合の高いメーカーの株価は下落し、反対に輸入割合の高い卸売業などの株価は上昇する。日本では、輸入産業より輸出産業が発達している事情から、円安になると株価が上昇する傾向が見られる。

このように株価はさまざまな要因で決まるが、絡み合った要因を一つ一つ見ていくことで理解できるようになるだろう。株式投資をする際は、株価変動要因をしっかりと把握しておき、いらぬ不安を抱えずに済むようにしておきたい。

【株仕組み④】株で利益が出る仕組みは?

株式投資で利益が出る仕組みについても見ておこう。利益の出し方としては、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」が挙げられる。キャピタルゲインとは株式の値上がり益を指す。購入した時よりも企業の成長が期待できたり、業績が良くなったりすると株価が上昇しやすくなる。

対するインカムゲインは、株式の配当金による利益のことである。株式会社は、利益が出た際に利益の一部を再投資に回さず、投資家に還元することがある。成長するための投資に多くの資金をかけなければならない新興企業では、利益のうち配当に回せる割合は小さい傾向がある。そのため配当金を安定的に得たいのであれば、比較的業績が安定している企業を選ぶのがいいだろう。

そのほかにも、株主優待を楽しむという方法もある。企業によるが、自社製品・サービスなどを優待として贈ってくれる。商品は欲しくないという人なら、クオカードなどのギフトカードがもらえる優待を狙ってみよう。優待は配当とは異なり、課税対象にならない点も魅力的だ。

【株仕組み⑤】  実際に取引をしてみよう

株式投資の基本的な仕組みが理解できたら、実際に取引してみよう。運用することで知識を自分のものにすることができ、投資家としてのレベルアップが図れるだろう。レベルアップができたら、そのステージで必要なさらなる知識を身に付け、より効率的な投資を進められるようにしていきたい。(ZUU online 編集部)

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