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(写真=同社HP)

健康コーポレーション <2928> は8月12日、同社子会社のRIZAPが運営するフィットネスクラブ「RIZAP」の海外での多店舗展開など、新たな取り組みを始めると発表した。法人会員プランを新たに設けるほか、医療ビッグデータを活用した新たなサービスも始める。

今後、拡大が予想される予防医療市場で、健康や医療に注力したサービスを強化し、さらなる事業拡大を図る見込みだ。

RIZAPはこれまでにもシンガポールや台湾などを中心に店舗を運営してきた。今年6月には香港で、RIZAP香港店を営業を開始。同店の業績が好調であることに加え、香港は富裕層が多く、成長が見込める市場であることから、今回、香港での2号店の出店を決めた。営業開始は今年10月末から11月を予定している。さらに今後、大幅な多店舗展開も開始する考えという。

これによりRIZAPは、中期経営計画「COMMIT 2020」内にある、「海外への本格進出」を達成させるべく、攻めの姿勢を見せたと言えるだろう。日本発のパーソナルトレーニングが世界でも初めて受け入れられる可能性に期待がかかる。

また、RIZAPでは、法人向けサービスも始める。社員の健康維持については近年、人材の有効活用や保険料の抑制などの面から注目を集めている。社員の健康を維持することは企業の収益性や業績向上につながることから、意識して取り組む企業も増えている。

同社によると、これまで会員限定に展開してきた「法人会員プラン」が想定を超える問い合わせとなる好調ぶりを受けて大幅な拡大が見込める判断し、一般の法人向けに正式にサービス化したとのこと。

具体的には、法人提携契約を締結し入会金と年会費を支払うことで、従業員がフィットネスクラブ「RIZAP」のパーソナルトレーニングを特別優待価格で受けることができる。これまでの一般個人から法人向けにサービスを展開することで対象とするマーケットが大幅に拡大することになる。

さらに、RIZAPは医療ビッグデータに基づく統計モデルを活用したサービスの提供も始める。医療ビッグデータを活用することで、RIZAP利用者の健康数値の可視化などに取り組む。血液検査データや体組成計データなどを、統計解析モデルと連動させることで、医療費負担額を推計し、負担軽減額の可視化も行う。これらのデータを顧客の健康意識向上や医療費負担に対する注意喚起に役立てていく。


政府も注目する「予防医療」分野関連企業としても注目

医療市場では今後、「予防医療」領域の拡大が予想されている。病気になる前からリスクを考慮して予防する取り組みへの注目度が以前よりはるかに高くなっている。つまり、病気を防ぐことにお金を惜しまない人が多くなっている。

また、政府も本格的に少子高齢化時代を迎えるなか、企業や自治体の医療費削減を抑制するために「予防医療」の分野に力をいれている。

RIZAPでは、医療機関との連携やビッグデータの活用、医学的見地を生かした活動など医療分野に特化した取り組みを促進する考えだ。さらに予防医療領域の重要性は高まっていくことから、これに適応したサービスを提供することで、市場拡大とともに顧客基盤の拡大を図る。

このような背景から、株式市場でも、医療関連の銘柄には関心が高まっている。今回の発表により同社が、政府も力を入れる分野の国策銘柄として注目される可能性も考えられるだろう。今後の株価動向にも注目したい。(ZUU online 編集部)

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