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中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を3日連続で切り下げた問題で、市場には動揺が走った。市場関係者は市場への影響をどう見ているのだろうか。「中期的にはプラス」という 外為どっとコム総研の神田卓也氏の見方は次の通りだ。


「騒ぎは行き過ぎだ」

人民元の3日連続切り下げについては、中国の真意がつかめないことから市場はかなり動揺したが、(騒ぎは)行き過ぎだと思う。元安誘導は中国が経済を立てなおそうという強い意志をもっていることの現れであり、中期的にはプラス要因と考える。中国経済が安定すれば世界経済にとってもプラスでしかないからだ。

「通貨安戦争」などという指摘も聞こえてくるが、日米欧ともに(自国の通貨安誘導は)やってきたことであって、世界経済をクラッシュさせる、不況に陥れるなどということはないだろう。

為替は一巡すれば落ち着くはずで、繰り返しになるが中期的に見れば(人民元繰り下げは)プラスに働くととらえている。


神田卓也(かんだ たくや)
外為どっとコム総合研究所 調査部長、上席研究員

第一証券(現三菱UFJ証券)を経てメイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月、外為どっとコム総合研究所入社。

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