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(写真=PIXTA)

梅雨空のような天気が続いていますが、株式市場も方向感はなく、かといって大きく下げるということでもなく、冴えない展開となっています。これまでも述べてきたように市場参加者の質と言うか主体が変わってきている気がします。本日の新聞で信用取引の回転日数が長くなったという記事があり、一方で内需株が割高と言うことが指摘されていました。

これは別なことのようで、実は同じことではないかと思います。信用取引の売買期間が長いということは単純に「デイトレーダー」の比率が下がったということであり、信用取引で長く持つ人が増えたということではないでしょう。また、内需株、特に食品株が割高と言うのは株主優待などを期待したNISA(少額投資非課税制度)で買ったような長期の投資家が多く、売りが出ないことから割高まで買われているという事なのだと思います。ですから、割高が是正されるというよりは「割高」の基準が是正されるという可能性もありそうです。まだまだ強気で対処しています。

本日の日本市場も方向感に乏しい展開になりそうです。米国株安やユーロ安、夜間取引や海外での日経平均先物が軟調となったことから売り先行となりそうです。外国人売買動向が売り越しと伝えられるようなことがあれば上値も重くなりそうです。ただ、閑散相場となっているなかで日銀や年金の買いが見られれば総じて底堅さが見られ、底堅さが確認されると出遅れ銘柄や割安銘柄を見直す動きも出て来そうです。

20,600円水準を超えると売られるという状況になっています。20,400円~600円水準と言うところが居心地がいいようで、20,500円水準を割り込むと今度は売り難さも見られると思います。当面は20,400円~600円水準での動きとなるのだと思います。


本日の投資戦略

昨日の日本市場は手掛かり難のなかで冴えない展開となりました。米国株も軟調ですが、こちらもまた手掛かりに乏しいというよりは反応しきれないという感じで方向感は見られませんでした。ただ、昨日の相場でもTOPIXコア30あたりは堅調となっており、主力銘柄には買いも入っていると見ても良いと思います。

指数は冴えない動きとなっているものの、基調は強含みと思います。新聞で内需株の割高感を指摘する向きも多いというような記事もありましたが、逆に言うとまだまだ割安に放置されているものもあるということですし、安心感のある株に関しては割高となっても買い意欲が強いという事なのだと思います。8月決算銘柄の最後の買いを期待して見ても良いのかもしれません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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