成功者を生み出す教育のヒミツ
(画像=PIXTA)

イギリスのボーディングスクールとまではいかないが、子どもを海外に留学させることは、親にとっても子供にとっても大きな財産となりそうだ。今回は海外の教育事情の一例として、移住先・留学先としても人気のニュージーランドをピックアップ。 世界的に見て高い教育水準を誇るNZだが、教育システムや留学するにはどのぐらいの学費がかかるのかを調べた。

目次

  1. 世界から見たニュージーランドの教育水準は?
  2. ニュージーランドの教育制度概要
  3. ニュージーランドの初等教育
  4. ニュージーランドの中等教育
  5. ガーディアン(保護者)ビザと親子留学
  6. 平均的な学費~国内(Domestic」か留学生(International)か

世界から見たニュージーランドの教育水準は?

ニュージーランド教育省のHPによると、OECDが2000年、2003年、2006年に世界の15歳を対象に実施した学習到達度調査(PISA)で、 ニュージーランドは「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の各項目で世界平均を上回った。 2006年調査では57ヶ国中ニュージーランドを上回ったのはフィンランドと香港のみで、8ヶ国がほぼ同程度の水準でその他46ヶ国を大きく引き離している。また2007年の国連開発計画(UNDP)による教育指数では、フィンランド・デンマーク・オーストラリアとともに最も高い数値を示している。

また国が率先して留学生の受入れを支援しており、インターネットを通じて積極的に情報発信を行っているのも大きな特徴だ。

Education New Zealand (ニュージーランド政府機関により運営されている日本語ウェブサイト) http://www.newzealandeducated.com/jp/ 

ニュージーランドの教育制度概要

ニュージーランドの義務教育は6歳の誕生日から16歳の誕生日までの10年間だ。ただしほとんどの子供が5歳の誕生日から学校(プレ・スクール)へ通い始める。

ニュージーランドには2500を越える学校があり、そのほとんどが公立校だ。 学校の形態は小学校単独・小中一貫校・中高一貫校・高校単独と様々ある。また日本と同様に、共学・男子校・女子校・ミッションスクール・全寮制などもある。基本的に小・中・高校入学のためのいわゆる「受験」はなく、生徒たちは学区で定められた最寄りの学校へ通う。

ニュージーランドにはNCEAと呼ばれるYear11(高校1年生)からYear13(高校3年生)の学生向けの資格があり、それぞれ3つのレベルに分かれている。これは全国統一試験の結果と、定期試験・レポート・出席日数等により与えられる単位の合計によって取得できる資格で、この資格と成績が大学進学や就職、その他多くの公的(学術)資格へアプライするための学力証明として利用されるのだ。

ほとんどの学校が一学年4学期制を採用しており、1学期は1月下旬に始まり12月中旬に4学期が終了する。学期と学期の間には約2週間のスクールホリデーがあり、4学期と1学期の間、クリスマスとニューイヤーを挟んだ約1ヶ月は長期休暇となっている。

ニュージーランドの初等教育