ネット証券シェアを徹底比較!
(写真=Thinkstock/Getty Images)

個人の投資家はネット証券を利用して投資をすることが、今や当たり前になってきている。個人の株式投資のうち実に8割がネット証券を通じて行われ、個人が保有する株式のうち2割がネット証券に預けられているのが現状なのだ。

そんなネット証券の中で、シェアはどのようになっているのであろうか。「営業利益」や「売買代金」、「口座開設数」の各分野におけるネット証券のシェアを徹底的に比較分析してみよう。

ネット証券のシェア「営業収益」を比較

手数料や各種費用、金融収益などが、証券会社における「売上高」つまり「営業収益」となる。2013年4月~2014年3月における証券会社全体の営業収益のシェアランキングは以下の通りだ。

順位 証券会社 営業収益 営業収益シェア
1位 野村ホールディングス 1兆8,318億円 47.0%
2位 大和証券グループ本社 6,428億円 16.5%
3位 三菱UFJ証券ホールディングス 4,877億円 12.5%
4位 SBIホールディングス 2,328億円 6.0%
5位 岡三証券グループ 1,013億円 2.6%

これらの5社はいずれも店舗型証券とネット証券の両方を抱える証券会社である。各社、どの程度の割合でネット証券から利益を上げているのかは不明だが、上位3社(野村ホールディングス、大和証券グループ、三菱UFJ証券ホールディングス)が主に店舗型証券を運営する会社であることから、手数料や各種費用がネット証券より圧倒的に高いこともこの3社が上位に来る理由のひとつであると考えられるのではないだろうか。

実際、同じ額を同じ証券会社で取引する場合においても、ネット証券と店舗型証券の手数料の開きは10倍以上になることも少なくない。ネット証券が個人投資家に支持されるのは、手数料の安さにあるとも言えるのである。

ネット証券のシェア「売買代金」を比較

では、株式や投資信託などの金融商品の「売買代金」のシェアを、ネット証券各社において比較してみよう。データはいずれも2015年6月期のものである。

順位 ネット証券 月間売買代金 (2015年6月) シェア (2015年6月)
1位 SBI証券 11兆4000億円 42.5%
2位 楽天証券 4兆6000億円 17.0%
3位 松井証券 3兆5000億円 13.1%
4位 GMOクリック証券 2兆7000億円 10.0%
5位 カブドットコム証券 2兆4000億円 9.1%
6位 マネックス証券 1兆8000億円 6.5%
7位 岡三オンライン証券 5000億円 1.8%

このまま SBI証券 の独走状態が続くのか、それとも新たな勢力が起こりうるのか、今後のネット証券売買代金シェアからも目が離せない。

SBI証券が圧倒的な売買代金のシェアを持っていることが、一目瞭然だ。2013年からの月ごとの売買代金シェアの推移をみると、1位: SBI証券 、2位: 楽天証券 、3位: 松井証券 の順位は不動だが、その他のネット証券( カブドットコム証券 GMOクリック証券 、2015年6月時点で6位の マネックス証券 )は常に順位が入れ替わっている。

ネット証券のシェア「口座開設数」

次は、ネット証券における口座数と、2015年7月期の新規口座開設数のシェアランキングを見てみよう。現時点で普及しているネット証券はどこなのか、また伸びが著しいネット証券はどこなのかが分かるだろう。

【口座数ランキング】

順位 ネット証券 口座開設数 説明
1位 SBI証券 315万口座 口座開設数や、売買代金のシェアでもNo. 1を誇るSBI証券。それ以外にもIPオ(新規公開株)の取扱数や外国株の取扱数などでも他社に差を見せつけている。
2位 楽天証券 180万口座 楽天会員なら、取引手数料100円ごとに楽天スーパーポイントが貯まるなどサービスが手厚い。楽天会員でなくても、オンライントレードツールの「マーケットスピード」を利用すると日経テレコン21(楽天証券版)が使える。
3位 松井証券 100万口座 10万円までの手数料無料で、10~30万円の投資なら300円の手数料。NISA口座を開設すれば、取引金額によらずに永久に手数料が無料。
3位 マネックス証券 100万口座 米国株(アメリカの株)を購入するならマネックス証券である。また、株初心者に優しく株初心者無料勉強セミナーもあり、少額投資も充実。外資系金融機関のJPモルガンのレポートも無料で読める。
5位 カブドットコム証券 90万口座 国内最大手である、三菱UFJフィナンシャル・グループの一つ。リスク管理追求型という名の通り、損をしないことを重要視している。また三菱UFJフィナンシャル・グループの一つなので情報の質と量に信頼があり、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートが無料で読める。
6位 GMOクリック証券 22万口座 GMOクリック証券の手数料は業界最安水準である。また投資ツールもシンプルで操作性が高い。
7位 岡三オンライン証券 4万口座 IPOの当選確率が他のネット証券よりも高い。また投資ツールである「岡三ネットトレーダー」の機能充実。
これらのシェアランキングから、SBI証券の口座数が群を抜いて多いこと、そして売買代金のシェアが高いのもこの圧倒的な口座数によるものだと言うことが分かる。 ## ネット証券のシェアまとめ

2015年の時点では、口座開設数や売買代金から見ても、SBI証券のシェアが非常に高いことが分かるだろう。だが月間口座開設数を公開していないため、どのようなペースでシェアが増減しているのかを一概に言いきることは難しい。

しかし、約90年の歴史を誇る営業収益トップの野村証券が530万口座に対し、SBI証券が約16年で300万口座を突破したことをみても、1990年代後半以降、 「ネット証券」が 急速に普及したということは、断言できるだろう。

手数料の安さや時間に関係なく取引できることからも、今まで投資を行ったことがない人だけでなく、店舗型証券会社を利用して投資を行っていた人も、ネット証券に参入・乗り換えする場合が非常に多い。

今後ますますシェアを増やすと思われる投資市場の中の「ネット証券」。ツールの使いやすさや取り扱う金融商品等、各自の投資スタイルに合わせて最適のネット証券を選んでみよう。

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