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(写真=PIXTA)

おはようございます。いつまでも下がり続けるということはないのですが、いっこうに下げ止まりの気配も見られません。中国景気鈍化懸念が波及しているように見えますが、要するに米国利上げの影響が懸念されているということでしょう。今朝の新聞で中国の年金基金に株式への投資を認めると報じられており、目先の底入れ要因となるかどうかが注目されます。

ここまで世界的な景気鈍化や市場の混乱が見られるなかで米国利上げが行われるのかどうかと考えると、利上げがないのではないかと思います。リーマンショック時のような長期低迷と言うことではなく、昨年来何度か見られていたようなヘッジファンドの手仕舞いによる売りであり、一過性と見ても良いのだと思います。

毎日毎日「世界同時株安」となっています。どこで下げ止まるかというところですが、週が変わったということや売り飽き気分や売り一巡感が出ないことには下げ止まらないということなのでしょう。いったん下げ止まりとなると買戻しを急ぐ動きで一気に買い戻されるということになりそうです。中国での年金の株式投資を認めるという報道が好感されると良いと思います。

節目と見られる水準を一気に割り込みついに7月安値を意識する水準まで来ました。海外市場の日経平均先物が19,000円を割り込んでおり、まずは19,000円の攻防から始まりそうです。「追証」による「投げ売り」も多いのだと思われますが、そうした有無を言わされない売りが一巡となるとさすがに売りも少なくなりそうです。逆に買戻しが入ると一気に20,000円水準まで戻すこともありそうです。


本日の投資戦略

いっこうに下げ止まりません。本当に何がどうしたということではないのですが、逆にそれだけに疑心暗鬼になって売りが売りを呼んでいるということなのでしょう。本日の寄付きが「セリングクライマックス」となるかどうかというところだと思います。中国の景気が本当に悪いのかというとそうでもないようですし、足元の日本の企業業績も好転しているようです。米国の利上げの影響を懸念して新興国通貨などが売られているのもヘッジファンドなどが主体と思われますし、いったんは戻りを試す動きになるのではないかと思います。

この期に及んで米国での利上げがあるのかどうかというと、利上げはないのではないかと思います。米国以外の世界景気のけん引役が見当たらないなかでは利上げをする意味もないのでしょうし、まだまだ米国でも利上げの要件が整っていないということだと思います。株価が金融政策を決めるわけでもないのでしょうが、実際に恐慌的な売りが止まらないなかでは利上げは難しいと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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