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(写真=PIXTA)

日本市場も下げ止まらず、中国の金融緩和や欧州株高を受けても米国市場もなお大きく売られるという状況です。ただ、昨年1月も「アルゼンチンがどうした」と言うことで売られて結局、どうってことがなかったように、ファンド筋の売りが一巡となると水準とかは関係なく戻すのだと思います。昨日の日米の売りが「セリングクライマックス」と言うことでここからの戻りが期待されます。

かなり周りから悲惨な状況が聞かれます。ただ、これまでの急落―1987年の「ブラック・マンデー」までを含めても、半年もあれば元の水準まで戻っているケースが多く、ここからまだ世界経済の拡大は続くわけですし、米利上げの混乱と見れば、ここからは戻って来るのだと思います。特に慌てるということもなくそろそろ落ち着いて反発を期待しても良いと思います。

米国市場は大幅安となりましたが、昨日の日本市場同様の動きと考えられます。欧州や中国香港市場が落ち着いてきており、ファンド筋の売りが昨日で一巡となったということであれば、ここからの反発は期待されます。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が上値が重くなっていますが、売り急ぐ動きもなく、売り一巡感が出てくれば、買い直されるのではないかと思います。受注が好調とされる電子部品株など、主力銘柄は売られすぎの修正から堅調な展開が期待されます。

指数の水準では図れなくなってきている感じです。それでも日経平均の17,000円台は節目と見られるので、ここからは下げ渋りとなるものと思います。持高調整=円キャリー取引のアンワインド(巻き戻し=解消)が終れば一気に買い直されて早々に20,000円水準まで戻るのではないかと思います。


本日の投資戦略

中国の金融緩和が発表されて欧州株は大きく上昇しましたが、米国株は最後失速してしまいました。日本市場と同じパターンであり、やはりファンド筋などが米利上げを懸念して持高調整の売りが出たということでしょう。日本市場でも米国市場でも通貨も債券も売られているという共通点もあり、ちょうど昨年の1月や10月のパターンと全く同じ状況です。

昨年の1月も「アルゼンチンがどうした」と言うことで売られましたが、結局アルゼンチンは関係なく、今回も中国がどうしたと言っていますが、実際に電子部品の受注などを見ると決して中国の経済が失速しているということではないと思います。したがって、堅調は売られすぎと認識して、売られすぎが銘柄をしっかり拾うとうスタンスで良いと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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