株 用語
(写真=PIXTA)

株取引はギャンブルのようなものと表現する人がいるが、これは誤解である。確かに不規則に動く株価に財産をまかせるのだから、株をよく知らない人にとってはそう思えてしまうのも無理はないかもしれない。

しかし株がどう動くかの予想については、金融専門家や海外投資企業を中心にいろいろな研究がされている。知識さえあれば、株取引は決してギャンブルにはならないのだ。今回はこれから株を始めてみたいという人のために、基本用語について解説していこう。

株の基礎用語1. 選べる多くの「銘柄」を確認しよう

まず基本中の基本、「銘柄」という用語について説明しよう。株の銘柄とはいわゆる商品名のようなもの、と覚えてもらえればいいだろう。

ある会社の株を買う時、その会社名が、株取引における銘柄となる。国内だけでも企業は無数に存在している。その数だけ銘柄も存在しうるのだ。

ただし、株購入を考えている企業があったとしても、その企業が上場していなければ銘柄は存在しない。株式上場の条件としてある一定水準の企業規模が必要となるが、規模を拡大し株式上場を果たしたばかりの銘柄には勢いがあるため、それらの銘柄は注目が集まりやすくなる。

株の基礎用語2. 「約定」のポイントがとても大事

次に「約定」。「やくじょう」と読む。株の売買が成立したことを意味する言葉で「お金を支払って株を買い、その株を売って利益を得る」この一連の流れが終了した状態を指す。

株取引においては、この約定のタイミングを覚えることこそが投資家の極意と言える。一日の中で、ひとつの銘柄の株価が上下する時間を読むのは難しい。当然、購入価格以上になっている時に売りに出さなければ損失につながるため、状況判断力が問われることになる。

株の基礎用語3. 「損切」の重要性を理解しよう

初心者に特に意識してほしいのが「損切」だ。損切とは、損失が膨らむ前に、早い段階で約定してしまうことを表す。損切することは資産の目減りを意味する。誰でも損はしたくないものだが、上昇の見込みのない銘柄をいつまでも抱え込むと、さらに損失が大きくなる可能性もある。損切の決断は、取引初心者にはとても勇気がいる行為だろう。

価格の下がっている株は早めに見切りをつけて約定すべきだが、損切をした途端に持ち直して株価が急回復するなどということもよくある話だ。もう少し待つべきか。 それともここでダメージを食い止めるべきか。 悩みの種だが、言いかえればこれこそが株取引の醍醐味とも言える。

株の基礎用語4. PERとは

PERは株価収益率のこと。企業の株価が高いのか安いかを測る基準である。株を買って利益を出すにはいかに安く購入し高く売るか。PERを知っていれば一株あたりに対して割高なのか割安なのか判断できる。これは起業の大きさに関わらず比較できるので役立つ。現在多くの投資家がPERを基準に株を購入している。PERが高ければ株価が高いことを意味し、反対にPERが低ければ株価は安い。

PERの計算方法を見てみよう。

PER=株価÷1株あたりの利益(EPS)

ちなみに1株当たりの利益(EPS)の出し方は以下の通り。

1株あたりの利益=純利益÷発行済株式数

式からわかるようにPERは企業の利益に対し株価が何倍なのかを知るもの。株価が上がればPERは上がり、一株あたりの利益が上がればPERは反対に下がる。例として株価が1000円で、一株あたりの利益が40円の場合PERは25倍となる。

またPERは元を取る年数にも当てはまる。もしPER25倍の株に200万円投資をし、そこから200万円を運用で増やすには25年かかるということ。とは言うものの、実際PERは常に変動するため自分の思うようにはなかなかいかないだろう。あくまでも目安だ。

株の基礎用語5. PBRとは

PBRとは株価純資産倍率のこと。企業の純資産に対して現在の株が割高か割安かの判断基準となる。ちなみに純資産とは会社の資産総額から負債総額を引いた金額のこと。言い換えるなら会社が解散したときに残る金額だ。次の計算方法で算出できるので見てみよう。

PBR=株価÷1株あたりの純資産(BPS)

ちなみに1株あたりの純資産(BPS)の出し方は以下の通り。

1株あたり純資産=純資産÷発行済株式総数

例として純資産1000億円、発行済株式総数が5000万株あるとしたら1株あたりの純資産は2000円となる。株価が3000円ならPBRは1.5倍である。PERは起業の利益に対して株が割高か、割安か判断するものだったのに対し、PBRは企業が所有する現在の資産に対して株が割高か割安なのかを測る物差しとなる。

それぞれ株主は持ち株数によって純資産を受け取る権利を持っている。もしPBRが1倍なら、株を購入した金額分が解散したとき戻ってくることになる。PERと比べPBRはそれほど重要ではない。多くの場合PBRは他の指標と組み合わせて使われることが多い。

株の基礎用語6. 「NISA」で大きな税金対策が可能に

これから株取引を始めるにあたり、「NISA」という言葉を証券会社でよく見かけることになるだろう。NISAとは、枠内の取引で発生した利益が免税されるというお得な制度だ。2014年から2023年まで予定されており、株初心者向きの制度だ。

通常、投資で年間100万円程度の利益を出した場合、税金として約2割の20万円を国に納めることになる。NISAで取引することにより、この20万円が免税されるとあれば、利用しない手はないだろう。ただし適用される利益上限は年間100万円までとなっているので、NISA口座では欲張ってこの枠を超えないようにしたい。

株の基礎用語7. 「信用取引」で株取引のチャンスがさらに広がる

株がいま注目を集めている理由のひとつに「信用取引」がある。少ない資産で本来なら手が出せない価格の銘柄を取引することが可能になる仕組みだ。取引の可能性が増え、大きな利益を上げる可能性も多くなるということだ。

信用取引では「売り注文」という取引方式があり、株価下落時にも利益を出すことができる。株を買い込むのではなく、自分が持っていない株を証券会社から借りて売ることで、株価が下がるほど利益を出すことを可能となる。

この特殊な取引が簡単にできるようになったことで、理論上ではあるが、株式相場がどのように動いても利益を出せるようになった。

株の基礎用語8. 投資を業者に委託する「投資信託」という資産運用

株取引はどうしても抵抗がある。でもお金は増やしたい。そんな人にお勧めしたいのが「投資信託」だ。投資信託とは、取引のプロに自分の資産で投資をしてもらうことで、安心して資産を増やす投資方法だ。

メリットとしては、知識が多少浅くても投資ができることや、少額から分散して投資でき、リスクを抑えることができる点が挙げられる。

しかし投資のプロに委託するとはいえ、確実に利益が出せるのかという不安はあるだろう。「損失補償制度」を設けている投資信託商品もあるので、契約書にしっかり目を通してサインするのを忘れないようにしたい。

株の基礎用語9. 国全体の価値評価 「ETF」

株は銘柄が多い。そのためどれを買えばいいのか分からないという人には「ETF」という投資信託商品がある。株より分かりやすく、余計な情報にとらわれずに取引に集中しやすい。

株取引の用語説明についていけないという人でも、ETFなら感覚的に取り組めるかもしれない。

通常の株価の変動は、企業の業績や評価に左右される。よほど購入した銘柄の企業に精通していない限り、この予測は難しい。

対するETFは、日経平均やTOPIXといった、株価全体の値動き、通貨価値の変動、先物取引の平均価格という国全体を一括りとした値動きの金融商品だ。日常のニュースからも動きを知ることができるため、株と比べると取引はしやすいだろう。

株の基礎用語10. 「IPO株」には手を出すべきか?

初心者には難しいかもしれないが、「IPO株」を手に入れるチャンスがもしあったら、挑んでみてもいい。

IPOとは、企業が初めて株式を上場する際に、株式を先行分配させる仕組みのことだ。これを証券会社が一般投資家に売ることで、市場の混乱などを避けることにも繋がる。

IPO株は初値が公開価格を大きく上回ることが多く、利益を狙いたいなら魅力的な商品だ。しかし上場直後は企業実績の薄さから相場が不安定にもなりやすいため、IPO株を購入するなら十分な資金を見ておいたほうがいいだろう。

株の基礎用語11. 「指値注文」を使いこなそう

使い方を覚えておいてほしい注文方法として「指値」というシステムがある。「待ち伏せ自動注文」とでも言うと分かりやすいかもしれないが、これは設定した一定の高さまで株価が変動した時に株注文の予約を入れられるシステムで、取引画面に張り付かなくてもよいというメリットがある。

株式市場では、予想を超える相場の変動が起こることもある。逆に、これは予想外の高値となる株を手にするチャンスとも言える。「ダメで元々」と指値注文を入れておき、気がつくと大儲けしているなどという可能性もゼロではない。

株の基礎用語12. 指値と逆の「逆指値注文」

指値の反対に、「逆指値注文」というものがある。これは現在所持している株に条件設定を加えることで、約定を自動的に行えるシステムだ。利益を上げられるだけ上げて約定したい場合に加え、損切のポイント設定が簡単にできるので、指値とともにマスターしておくことをお勧めする。

損切を自分で行おうとすると、土壇場で迷って損失がさらに膨らんでしまうこともある。逆指値注文を利用すれば機械的に約定されるため、手動よりも行いやすいだろう。損切のタイミングが見切れずに大きく利益を減らした経験がある人は、逆指値注文を活用するといいだろう。

覚える用語はまだまだ増える

これらの取引用語は、投資のいろいろな分野でも使われることがある。ただし大まかな意味合いは変わらないため、ゆくゆくはいろいろな投資を試したいと思っているのなら、今回取り上げた用語を含めて十分理解し、取引に望んでいただきたい。

投資のジャンルは現在進行形で増加の傾向にあり、株取引用語の新語が生まれる頻度もそれに伴って増えていく。乗り遅れて取引のチャンスを逃がさないためにも、新用語を耳にするたびその意味を確認する習慣をつけておく姿勢も大切だ。

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