為替展望,FOMC,日銀金融政策決定会合,利上げ
(写真=Thinkstock/Getty Images)

14日の東京市場は、ドル円相場が120円台半ばで始まり、朝方、120円85銭まで上昇した。しかし、その後の中国株の下落をきっかけにリスク回避の円買いの流れとなった。海外市場でもその流れは続き、一時、119円84銭まで下落したが、10年債利回りの動向からやや円売りも出たことで、120円台でニューヨーククローズとなった。

15日の東京市場は、ゴトウビのドル需要から、120円65銭まで上昇したものの、その後は失速、日銀金融政策決定会合が現状維持となり、黒田日銀総裁の会見でも追加緩和に関する言及がなかったことで円買いが加速した。海外市場でもその流れは続き、一時、119円39銭まで下落したが、米小売売上高が良好な結果を受けドル買いの動きが強まり、120円台前半でニューヨーククローズとなった。

16日の東京市場は、FOMCを控えているということもあり、方向感のない展開となった。海外市場に入ると、S&Pが日本の格付けをA+に引き下げたことで、円売りの流れとなり、一時、120円74銭まで上昇した。

17日の東京市場でも、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、120円90銭台まで上昇した。海外市場では、FOMCが利上げを見送っただけでなく、イエレンFRB議長の会見内容がハト派的と解釈されたことでドル売りの流れとなり、119円台後半まで下落してニューヨーククローズとなった。

18日の東京市場では、前日海外市場の流れや連休を控えた調整などから119円台後半まで下落した。その後は、120円台に戻すなど方向感に乏しい展開だったが、海外市場に入ると、円買いの流れが加速し、一時、119円台前半まで下落した。


今週の為替展望

今週注目される経済指標は、23日の中国9月Caixinマークイット製造業PMI、24日の米8月耐久財受注、米8月新築住宅販売件数、25日の米4-6月期GDP確定値などである。

今週の外国為替市場は、円が買われやすい傾向が続くと考えられる。

先週の日銀金融政策決定会合にて現状維持が決定され、黒田日銀総裁の会見でも追加緩和の可能性についての言及がなかった。また、FOMCでも利上げは行われず、FOMC後のイエレンFRB議長の会見では、世界経済の不透明感について言及するなど、リスクオフの流れとなっている。

また、テクニカル面では、ボリンジャーバンドはローソク足が-1σと-2σの間で、週足14週のRSIにおいても、40%台半ばと割安感がある。

これらを考慮すると、割安感もあり、日本の格付けが引き下げられたことや10月以降の利上げの可能性が十分にあることを考えて、中長期的には円安トレンドを想定すべきであるが、改めて世界景気の減速懸念が意識されたことで、安全とされる日本円買いの流れになりやすいだろう。 (ZUU online 編集部)

【関連記事】
・渋谷の隣駅にあるラーメン店に「外国人観光客」が集う意外な理由
・11月4日上場へ!日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の上場を徹底解剖
・日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
・日経新聞/日経MJから、四季報まで全てネットで閲覧可?その意外な方法とは
・証券業界に革命?「独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)」に注目が集まる理由