目次

  1. 富裕層に人気の「仕組み債」
  2. デリバティブ債券「仕組み債」
  3. そもそも仕組み債とは
  4. 仕組み債のリスク
  5. 高いリターンを得るには高いリスクが付きもの

富裕層に人気の「仕組み債」

【第2回】では、国債投資が銀行預金に比べて利率が高いことや、国による最低金利保証が大きなリスクヘッジになること、そして具体的な国債購入方法をお伝えした。 【第3回】は、通常の国債に比べて高いリターンが期待できることから富裕層から人気を博す「仕組み債」について。「仕組み債」に投資してリターンを得るために重要な「ノックイン価格」「トリガー」といった考え方や、仕組み債には元本が保証されないリスクがあることを解説する。

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

デリバティブ債券「仕組み債」

富裕層の間で人気が高い金融商品がある。「仕組み債」と呼ばれるデリバティブ(金融派生商品)が組み込まれた債券のことだ。通常の国債や社債は満期やクーポン(利子)が固定されているが、仕組み債はマーケット動向によってそれらが変化する。国債や社債は発行体がデフォルトしなければ、償還期限に元本が返ってくるが、仕組み債ではそれが保証されていない点に大きな違いがある。

それでも、低金利が常態化し運用が難しくなっていることから通常の債券と比較すると格段に高いリターン(高利回り)が期待できるため人気を博している。

そもそも仕組み債とは