スイングトレード
(写真=PIXTA)

株式投資のスタイルの一つに「スイングトレード」と呼ばれるものがある。株価の変動に着目した投資を行えるだけでなく、短期的な投資が可能なことも、スイングトレードの大きな魅力だ。

スイングトレードとは何か、スイングトレードを行うためにはどのような準備が必要か、またスイングトレードに適した銘柄の見分け方と証券会社について探っていこう。

スイングトレードとは

スイングトレードとは、数日~数週間の間に購入と売却を行う投資のことを言う。買い注文から始めて下り注文で利益確定を行うことも多いが、売り注文から始めて十分に株価が下がったのを見極め、買い注文で利益確定を行う場合もある。

短期で利益を確定するために、企業の長期的展望よりは株価チャートに注目した売買を行うことが多いのが特徴だ。

新商品の開発や業績発表などの企業ニュースによって短期的に株価が変動することがあるので、スイングトレードを行う人は経済ニュースにも注意を払う必要がある。

スイングトレードとデイトレードとの違い

デイトレードは1日のうちに取引を完結させる投資であるので、スイングトレードよりさらに短期の投資方法と言える。保有した株式(ポジション)を翌日に持ち越すか持ちこさないかで、デイトレードとスイングトレードを区分けすることが多い。

スイングトレードのデイトレードと比べた時のメリット

デイトレードは株価の動きに敏感に反応する必要があるので、証券取引所が開いている時間、例えば国内株式なら平日午前9時~午後3時までは、お昼休み(午前11時~午後0時30分)を除いて注視していなければならない。

それに対してスイングトレードは、数日間~数週間内の株価の変動を利用して利益を得るので、日中時間が取れない人も十分に実施できる投資方法であるのが大きなメリットだ。

スイングトレードのデイトレードと比べた時のデメリット

ただ、デイトレードは1日の変動に着目しているので、その日のうちに取引を完了することができるが、スイングトレードは株価が思った方向に動かない場合はなかなか取引を完了できない。

そのため、売却もしくは買い戻しができないまま長期にわたって保有してしまうというデメリットも存在する。

スイングトレードを始めるために必要な準備

口座開設

株式投資を行うためには、証券会社の口座が必要だ。パソコンやスマートフォンなどで手軽に投資を行える「ネット証券」なら、オンラインで気軽に口座開設の申し込みを行うことができる。

数十万円程度の資金

証券会社によっては1株から購入できることもあるが、基本は100株、1000株単位で購入する。数万円から数十万円程度の余裕資金で始めることが、スイングトレードには必要と言えるだろう。

リスク管理の心構え

スイングトレードに限らず、株式投資で勝つためには損切をしっかりと行うことが大切だ。ずるずると売りを引き延ばしていると、非常に大きな損失を被ってしまう危険があるからだ。

株式投資は元金保証型の投資ではない。株価が下がるだけでなく、最悪の場合は価値を失うこともあることにしっかりと留意しておこう。

また、信用取引を行う場合は、売買手数料だけでなく利息も発生する。リスクに対しては常に慎重になるように心がけよう。

スイングトレードで取引する銘柄の選び方

株価変動の幅が大きい銘柄はデイトレード向きと言えるが、デイトレードよりも長期的に取引を行うスイングトレードでは、値動きは大きければ良いというものではない。

どのような銘柄を狙っていくことができるのかについて探ってみよう。

大きな利益を狙うならテーマ株

テーマ株とは話題を集めている産業や銘柄、またそれらの関連株を指している。まさしく旬の銘柄なので、短期間に大きな値動きを見せる可能性が非常に高い。1回のトレードで大きな利益を狙うなら、テーマ株に投資するのが良いだろう。

テーマ株は話題性によっては盛り上がりが短期に終わることもあるので、どの程度持続性のある話題・銘柄なのかしっかりと見極めよう。

インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目

日経平均株価やTOPIXなど市場の目安となる銘柄群による指数を「インデックス」と呼ぶが、インデックスの動きとは異なる動きを示している銘柄は、市場の流れと異なる動きをしている銘柄ということだ。

このような銘柄は、後になって市場の流れに沿うように値段を修正することが多いため、数日間での値動きが大きく、スイングトレードに適した銘柄になることが多い。

スイングトレードに適したネット証券会社

スイングトレードは、どの証券会社で行うのが良いのだろうか。スイングトレードを行う人は取引回数が多くなることが予想されるため、手数料と取引ツールの使いやすさに注目してみて行きたい。(手数料はいずれも税別)

松井証券

松井証券 」の大きな特徴の一つに、10万円以下なら何度取引を行っても手数料が恒久無料であることが挙げられる。

また信用取引口座も開設するなら、口座開設後6カ月間は1日の約定代金が30万円以下なら何度取引を行っても手数料無料というのも、初心者には嬉しいサービスである。

さらに、松井証券のトレーディングツール「ネットストック・ハイスピード」は、その名の通りハイスピードな取引が実行できるツールでもある。最小クリック数で取引を行えるように考え抜かれたシステムで、好機を逃さず売り注文・買い注文を行えるのだ。

サポート体制が優れていることも、嬉しいポイントの一つである。メールで問い合わせを行うと24時間内に返事が来るシステムや、平日8:30~17:00まで利用できるフリーダイヤルなど、心強いサポートが用意されている。

松井証券の公式ページはこちら

SBI証券

10万円までの約定代金なら139円、50万円までなら272円と手数料が非常に安いことも「 SBI証券 」の魅力の一つである。現物取引の手数料も10万円までなら1日定額96円。

トレーディングツール「HYPER SBI」は操作が非常にシンプルかつ機能的で、利用者からの評判も上々だ。パソコンを利用するときはドラッグ&ドロップで、スマートフォンを利用するときは最小タップ数で取引を完了させることができる。

SBI証券の公式ページはこちら

楽天証券

楽天証券 」では、10万円までの取引なら1回当たり139円、20万円までなら1回当たり185円、50万円までなら1回当たり272円と、利用しやすい手数料体系になっている。取引高や口座残高によって手数料が安くなるシステムもある。

特筆すべきは、楽天証券が誇るトレーディングツール「マーケットスピード」の秀逸さだ。スイングトレードには欠かせない分析チャートが20種類以上利用できたり、リアルタイムの銘柄ランキングを閲覧できたり、膨大な情報量を保有する日経テレコン楽天版を利用できたりなど、他の証券会社にはない様々な機能を誇る。

「マーケットスピード」を利用するために楽天証券に口座を開設する人もいるほどの優れたトレーディングツールなのだ。

楽天証券の公式ページはこちら

マネックス証券

10万円以下までの取引なら1回当たり100円と、手数料が非常に安いのが「 マネックス証券 」の特徴だ。40万円超50万円以下の場合は450円と他のネット証券と比較すると少し高めなので、少額投資に適した証券会社とも言えるだろう。

トレーディングツール「新マネックストレーダー」は、リアルタイムでチャートや株価が表示されるだけでなく、ランキングもリアルタイムで表示され、どんなチャンスも逃さない投資を可能にしてくれる。

また、板を見ながらの「ワンクリック注文」や、最大50銘柄を同時に表示させる「マルチチャートビューア」なども、スイングトレードの大きな戦力として活用できるはずだ。

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