FX市場は実需の事業者から機関投資家、短期の投機筋に個人投資家までが参加するひとつのバーチャルな市場であるだけに、いかにして相場が動く材料を把握するかが利益確保の大きなポイントとなってきている。

特に個人投資家は相場を動かせる存在ではないわけだから、何が材料になって相場が大きく動いているのかといった現状把握がきわめて重要だ。そんな個人投資家にとって強い見方となるのが、ツイッターを通して得られるリアルタイム情報だ。今回FX投資でチェックすべき10のツイッターアカウントをご紹介することにする。

ロイタートップニュース(Reuters Top News)
ーここでの報道が瞬間的な売買につながることも?

FBI says it 'disrupted' dozens of potential militants around the U.S.: http://t.co/EGZSqERgiw pic.twitter.com/kndpAW060y

— Reuters Top News (@Reuters) 2015, 10月 8

ロイターのヘッドラインはインターバンクディーラーもヘッジファンドのアルゴリズムも常にチェックしているもので、ここでの報道のされ方が瞬間的な売買につながることも多い。

これをチェックしておくと、市場がいま何に反応しているのかが理解できて有効だ。特にアルゴリズムのテキスト認識はこうしたヘッドラインの文書で買いを入れたり売り浴びせをしたりしてくるので十分に注意していくことが必要となる。相場が大きく動いた時、何に起因しているのかをチェックするのには欠かせないアカウントといえる。

フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)
ー ユーロ圏の情報ならFT!


@fastFT

http://t.co/2D8Z0AnPhD

: Ferrari could be valued at nearly $10bn in IPO http://t.co/2D8Z0AnPhD

— Financial Times (@FinancialTimes) 2015, 10月 9


近頃日本経新聞社による買収が決まったフィナンシャル・タイムズも1日の取引の中でもっとも扱い額が大きくなるロンドンタイムにおけるインターバンク勢のFX売買には大きな影響を与える。とくに、ユーロ圏の経済、金融情報は絶対的なアドバンテージをもっているので欠かせない情報源となる。ユーロ圏の情報については米系メディアよりも洞察が深く、特ダネ情報や企業買収関連の情報なども多いので、英語ではあるが常にチェックしておくのがお勧めのアカウントである。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ Breaking News)
ー 注目は英語版のブレーキングニュース

Nobel Prize in physics awarded to Takaaki Kajita and Arthur B. McDonald for work on neutrinos http://t.co/vF4pOxlo9p

— WSJ Breaking News (@WSJbreakingnews) 2015, 10月 6

日本の政府筋がリークの対象となっているのが本紙であり、政府関係者の発言が英文で登場することによりいきなり相場が跳ね上がるということが過去1年間で何回も起きている。中でもチェックすべきなのは本紙の日本語版ではなく英語版のブレーキングニュースだ。浜田内閣官房参与の発言の英語ニュースなどでは驚くほどの乱高下を示現することとなっているので、侮れないアカウントだ。

ジェフリー・ガンドラック(Jeff Gundlach)
ー新債券王 彼の発言で為替相場が動く?


http://t.co/DVHK8rvBIq

http://t.co/DVHK8rvBIq $$

— Jeff Gundlach (@fauxGundlach) 2015, 10月 9


今年もっとも相場を当てているのが、ビルグロスの後に新債券王の異名を与えられたダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏だ。本人の発言は注意深く見ていると一転二転するが、最新の発言は市場を適格に読んでいることが多く、債券市場の動きと利率の問題だけに為替にダイレクトな影響を与えることから、参考になる。彼の発言で為替相場が動くこともあるほど影響力の大きな存在だ。FRBの利上げの動きが不明快なこの時期にはフォローしておきたいアカウントだ。

レイ・ダリオ(Ray Dalio)

ー世界最大のヘッジファンドCEO

How Ray Dalio runs his hedge fund. A conversation with him and Michael Bloomberg http://t.co/EYlJOvUr3M

— Ray Dalio (@fauxRayDalio) 2015, 9月 25

世界最大のヘッジファンド、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツのCEOであるレイ・ダリオ氏は、この春先に「現在は1937年頃と同じ状況で米国は利上げを急ぐべきではない」との見解を示し、利上げをすれば1937年~1938年の再来になる可能性があると警告して話題になった人物だ。レイ・ダリオは2008年のリーマンショックの時にも財政当局に警告を行っており、FRBメンバーも大きな影響を受けていると言われている。FOMCの前になるとかなり頻繁に呟いているので米国利上げ関連では注目すべきアカウントといえる。