為替展望
(写真=Thinkstock/Getty Images)

5日の東京市場は、ドル円相場は119円95銭で始まったものの、日銀の追加緩和期待と、FRBによる利上げ時期後ずれ観測から、方向感のない展開となった。海外市場に入ると、ISM非製造業景況指数が悪化したものの、日銀による追加緩和期待から円売りの流れとなり、一時、120円56銭まで上昇した。

6日の東京市場は、120円台半ばから前半で小動きの展開で、海外市場に入っても、米8月貿易収支の悪化や、国際通貨基金の世界経済見通しの下方修正などで、120円10銭まで下落したものの、やはり小動きとなった。

7日の東京市場は、日銀金融政策決定会合を控え、方向感のない展開となったものの、日銀が現状維持を発表すると、119円74銭まで下落した。ただ、次回以降の会合での追加緩和期待が台頭したことで、再び120円台まで値を戻した。海外市場では、方向感のない展開となり、120円程度でニューヨーククローズとなった。

8日の東京市場は、日本株の上昇に連れる形で、120円10銭まで上昇したものの、株価が下落すると、119円台に押し戻された。海外市場では、米新規失業保険申請件数が好結果となったことで、120円付近まで値を戻した。しかし、その後発表された、FOMC議事録の内容が冴えないものだったことで、一時的に下落するも、ハト派的との解釈から株高の流れとなり、連れる形でドル円相場も120円程度まで上昇した。

9日の東京市場は、日本株の上昇から、120円20銭程度まで上昇したものの、海外市場に入ると、日本の3連休や、米祝日も控えているということもあり、積極的な売買が行われる展開とはならず、120円20銭程度でもみ合う流れとなった。


今週の為替展望

今週注目される経済指標は、13日の中国9月貿易収支、14日の9月マネーストック、中国9月消費者物価および9月生産者物価、米9月小売売上高、15日の米10月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、16日の米9月鉱工業生産・設備稼働率などである。

中長期ではドル円相場が上昇トレンドに向かうと考えて良いのではないだろうか。米9月雇用統計が、市場予想を大幅に下回ったことから、米利上げは遠のいたと解釈されていたものの、イエレンFRB議長が年内利上げを明言しており、FOMC議事録でも、年内利上げが明確に記載されている。

さらに、今回の日銀金融政策決定会合ではなかったものの、追加金融緩和期待は膨らんでいることも後押しするだろう。

ただ、テクニカル面では、ボリンジャーバンドはローソク足が-1σと-2σの間で、週足14週のRSIにおいても、40%台後半と割安感はなくなりつつある。

中央銀行への期待感から強気で考えたいところであるが、米国企業の決算が本格化するなか、トムソンロイター社の調査によれば、S&P構成銘柄の1株利益が4.5%減少すると伝えられている。リスクオフの展開から、米国債が買われ、日米金利金利差の縮小から、円高方向を想定するべきだろう。(ZUU online 編集部)

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