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(写真=PIXTA)

株式市場も世界的にようやく落ち着いてきたという感じですが、日本の株式市場は上がる時も下がる時も大きな動きになることが多く、何となく落ち着かない感じです。先週末も大幅高となったなかでファーストリテイリング <9983>1社で日経平均を185円押し下げているということであり、これがなければかなり大きな上昇となったことになります。

1社で大きく動く指数と言うのもまた問題ではあるのですが、これも指数の宿命と言うことになるのかもしれません。ただ、それでも相場全体を指数の数字だけではなく、中身も見て判断するということはなかなか難しいと思いますので、しっかりと大きな流れを見ることに指数を使うということで良いのだと思います。

日本市場が休場となっている間の米国株は堅調でしたが、先週末に既に日本市場が大幅高となっていたことや為替が若干円高傾向にあるということから、本日の日本市場は上値の重い展開となりそうです。いったん押し目を試すように利益確定売りに押される場面も出て来そうです。米国でも決算発表が本格化しているように、日本でも中間決算の発表が始まるところで、敏感に反応するものと思います。景気鈍化懸念と追加緩和期待ということでこう着感が出て来そうです。主力銘柄が動き難いところで、幕間つなぎ的に小型銘柄の値動きの良いものが物色されるのだと思います。

1万8000円水準での値固めというよりは1万8500円水準を試す動きになりました。1万8500円を超えて来るためには1万8000円まで下落する懸念が薄れる、つまり1万8200円~300円水準でしっかりと買いが入るかどうかというところでしょう。実質的に1万8500円を超えているような雰囲気ですが、当面は1万8500円をしっかりと抜けてくるかどうかが注目されます。


本日の投資戦略

世界的な同時株安などと言われていましたが、ようやく落ち着いて来た感じです。結局終わってみれば米国の利上げ懸念と言うことだったということでしょう。米国の利上げの影響で新興国の経済への影響が懸念されたと言うことであり、昨年1月や10月の急落も、そして一昨年5月の急落も同じ要因でしたからここで利上げを織り込んで新興国経済などがしっかりとして来れば、世界的な株安懸念も一気に薄れてくるのでしょう。

世界的な同時株安などと言われ、中国経済がどうしたと言われていましたが、ここからは決算動向に敏感に反応することになるのでしょう。好調な決算ながらも売られすぎた銘柄なども多く、主力銘柄を中心に買い直されるものもみられると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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