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(写真=PIXTA)

株式市場も落ち着いてきたのですが、さすがに1万8500円水準を意識するといったんは手仕舞い売りが出るという感じです。またぞろ中国がどうしたと喧しくなっていますが、中国の株価が世界の株価に与える影響はほとんどないと思います。米国株安も中国要因とされていますが、単に決算に反応したということでしょう。

「○○ショック」などと言う呼び方もそうですが、市場の変調を何かのせいにするということもいい加減にやめた方が良いと思います。中国のことで大騒ぎするよりも株式市場の中で「誰が何をしているのか」をしっかりと見極めることが相場をしっかりと把握できるという事だと思います。

米国株が軟調となったことから本日の日本市場は軟調となりそうです。米国での景気鈍化や世界的な景気鈍化懸念も強まっており、いったん調整感が出てくると思います。主力銘柄でしっかりと戻ったものなどは戻り売りに押されそうですし、指数先行型で調整となりそうです。小型銘柄の一角は値動きの良さを好感することになるのでしょう。

1万8200円~300円水準での値固めとなるかどうかと言うところですが、為替が円高に振れたこともあり、夜間取引やシカゴ市場(CME)の日経平均先物も1万8100円を割り込むところまで売られているので、いったん1万8000円水準での底堅さを確認することになるのでしょう。1万8000円を割り込むことがあれば買戻しを急ぐ動きも出て来そうです。


本日の投資戦略

またぞろ、中国の景気がどうしたと騒いでいる向きもいるようですが、米国株安は中国景気鈍化懸念で売られたわけではなく、単純に米国企業の決算発表に反応しているということでしょう。中国の景気も気にはなりますが、米国に対する影響や日本に対する影響は限定的だと思います。

中国の輸入が減少しているということでも、中国国内での製造、消費と言う構造に変化しているということで考えれば特に資源国以外は慌てることでもないですし、資源の輸入が減少しているのは今に始まったことでもありません。中国の影響を過度に心配するよりは足元の業績動向をしっかりと見て置く必要があると思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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