NISA,口座変更
(写真=PIXTA)

2014年に始まった、口座内での投資利益が非課税になる制度「 NISA(ニーサ) 」。すでに利用している投資家も多いだろう。各証券会社でも関連キャンペーンを行うなどして、NISAをきっかけとした新規顧客開拓に励んでいるようだ。

中にはNISA口座を開設したものの、手数料が高かったり意外と取引に手間がかかったりして、うまく活用できていないという方もいるかもしれない。考えられる手間の中から、今回はNISAをはじめるなら覚えておきたい「NISAで口座変更する方法」について説明していこう。


NISA口座が毎年変更できるように

NISA制度が施行された当初は、特定の金融機関で一度NISA口座を開設すると、最低4年間は金融機関の変更はできないことになっていた。だが2015年から、毎年、他の金融機関にNISA口座の乗り換えができるように改正が行われた。これによって「口座は開設したけれど、取引したい金融商品がなかった」「意外と手数料が高くて…」と感じている方でも、口座の移設が可能になったのだ。

金融機関変更方法では、金融機関を変更するにはどのような手順を踏めばいいのだろうか。

元のNISA口座を残したまま新たに他の金融機関でNISA口座を開設する元の金融機関に口座を残したまま、新たにNISA口座を開設することは可能だ。ただし「1年に1口座」の原則があるため、はじめにNISA口座を開設したら、新規NISA口座を開設できるようになるのは翌年以降となる。

現在NISA口座を開設している金融機関に変更の申請をすると「金融商品取引業者変更届」が郵送されるので必要事項を記入して返送しよう。受理されると送られてくる「非課税管理勘定廃止通知書」と新たな「非課税口座開設届出書」を新規にNISA口座を開設したい金融機関に送れば手続きは完了だ。

元のNISA口座を廃止し、新たに他の金融機関でNISA口座を開設する 現在NISA口座を開設している金融機関に申請すると届けられる「非課税口座廃止届出書」に必要事項を記入し返送する。

受理されると送られる「非課税管理勘定廃止通知書」と新たな「非課税口座開設届出書」を新規にNISA口座を開設したい金融機関に送れば完了だ。口座を廃止した場合でも、口座内の金融商品の売却は非課税で行える。

NISA口座を選ぶ基準

次にNISA口座を開設する際にどこに気をつければ失敗しないのか、金融機関を選ぶ基準について探っていこう。

手数料

取引手数料が安ければ、より活発に投資ができるというもの。銀行と証券会社における手数料はそこまで変わらないが、証券会社において対面取引とオンライン取引どちらを選ぶかで手数料は大きく異なってくる。手数料の安さを望むなら「ネット型証券会社(ネット証券)」がベストな選択になるだろう。

主なネット証券のNISA手数料は以下の通りだ。

証券会社 国内株式買付 国内株式売却
SBI証券 無料 無料
マネックス証券 無料 無料
楽天証券 無料 無料
カブドットコム証券 無料 90円(税抜)〜
GMOクリック証券 無料 無料
松井証券 無料 無料
SMBC日興証券 125円(税抜)〜 125円(税抜)〜
岡三オンライン証券 99円(税抜)〜 99円(税抜)〜

(2017年5月8日時点)

SBI 証券、マネックス証券、楽天証券、GMOクリック証券、松井証券の5社は、国内株式の売買手数料を「恒久無料」としている。

長期にわたり安心して取引をしたいなら、この「恒久無料」をポイントに選んでみるのも良いだろう。また、マネックス証券で期間限定で手数料実質無料キャンペーンを行っていることにも注目したい。

取扱商品

証券会社では国内外の株式やREIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)なども購入できるが、銀行では通常の投資信託のみ購入可能となる。取り扱う商品の種類で見れば、証券会社に軍配があがるだろう。

証券会社 国内株式 外国株 投資信託 単元未満株
SBI証券 米国・中国・韓国・ロシア・ASEAN等
マネックス証券 米国・中国
楽天証券 米国・中国・ASEAN ×
カブドットコム証券 ×
GMOクリック証券 × △※売却、買取請求のみ
松井証券 × △※売却のみ
SMBC日興証券 米国・中国・オセアニア・新興国・ヨーロッパ等
岡三オンライン証券 ×

(2017年5月8日時点)

投資信託に絞ってみても、例えば口座数・預金高ともに業界最大規模の「三菱東京UFJ銀行」では、2017年5月8日時点での取り扱いは302本だが、同じく口座数・資産量ともに業界最大手「野村證券」では、同時点で829本。このことからも、投資信託の本数でも銀行よりも証券会社の方が豊富であると言えるだろう。証券会社の中で見ると、野村證券のような店舗型証券会社よりネット証券の方が取扱数が多い。




NISAを使ってIPO(新規公開株)取引をしてみたいという方には、野村證券、大和証券、SBI証券、SMBC日興証券が、引受数が多いのでおすすめだ。また、外国株に興味があるなら米国株・中国株ともに取扱数の多いマネックス証券が適していると言える。

NISA口座変更する時に見る総合比較ランキング

各ネット証券のNISA口座を、手数料と取扱商品数で比較したランキングは次の通り。

1位:マネックス証券

国内株の売買手数料が無料で、外国株はキャッシュバックで買付手数料が実質無料となる。国内外の株式をNISA口座で取引するなら最適の証券会社となるだろう。
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2位:SBI証券

国内株式売買手数料が恒久無料。投資信託の本数も業界最多を誇る。
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3位:楽天証券

こちらも国内株式売買手数料が恒久無料。手数料無料のノーロード投資信託の多さも特徴。
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4位:GMOクリック証券

国内株式売買手数料が恒久無料。その他の手数料も圧倒的に安い。
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5位:松井証券

国内株式売買手数料が恒久無料。ETFやREITの手数料も無料とする。
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6位:カブドットコム証券

国内株式買付時の手数料は無料。ミニ株もNISA口座で取扱可。
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7位:SMBC日興証券

こちらのミニ株は、株数だけでなく金額を指定して購入することも可能。NISA口座を限度額いっぱいに使用できるだろう。
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8位:岡三オンライン証券

有料ではあるが、株式売買の手数料が非常に安いのには注目したい。 取引してみたい商品が揃っているか、手数料は安いのかなど良く吟味して、自分にぴったりの証券会社を選んでNISA口座を開設・変更していこう。
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(ZUU online 編集部)

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