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(写真=PIXTA)

昨日の日本市場は予想外に大きな上昇となりました。特に何に反応したというよりは諸々の材料を好感したということなのでしょう。株式市場に入ってきている資金はそれだけ潤沢ということでもあり、日本郵政上場に絡んでの換金売りを懸念する向きもいるようですが、その心配はないと思います。

市場参加者を考えれば今株式市場で目先的に株を買っている人たちはおそらく日本郵政を買うということでもないのでしょうし、IPO(新規公開株)専門に取引をしている人は特にIPO銘柄を売って買うということでもないと思います。新規の資金も多いと思われ、株式市場も日本郵政上場に向けて盛り上がって来るのではないかと期待します。

売られ過ぎの修正が続きそうです。米国株高への反応も限られそうですが、先物のまとまった売り買いに連れて右往左往することになりそうです。移動平均線などのサポートを確認したような主力株も多く、全体的には底堅い堅調な展開が期待されます。小型銘柄も引き続き値動きの良いものを物色するということになるのでしょう。

1万8000円水準を割り込むと買われるという雰囲気になった感じです。ここからはしっかりと1万8200円~300円水準を抜けて来るかどうかということになりそうです。1万8500円水準を抜けて来るには追加緩和が実施されるとか、好調な決算にさらに反応するということが必要となりそうで、1万8000円台前半での動きが続きそうです。


本日の投資戦略

昨日の日本市場は予想外に好材料に反応したという感じで大幅高となりました。日銀のETF買い増額ということが追加緩和期待となって買い急ぐ動きになったものと思います。追加緩和は期待されるものの実際にどれだけ効果があるかというのは疑問ですが、昨年の追加緩和時の株高効果をどうしても思い出してしまうということでしょう。

実際に追加緩和があったらあったである程度は織り込み済みということになるのでしょうし、なければないで失望売りとなるか、12月には米国の利上げと「セット」で行われるのではないかとの思惑なども出て来ると思います。その割には円安が進まないということはやはり米国でのドル高を懸念する動きが強いということでしょう。ですから、追加緩和があるとしても円安効果ということはあまり期待できないのではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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