ハロウィーンアノマリー
(写真=PIXTA)

世界の主要株式市場は中国発の世界景気後退懸念と米国利上げ懸念による信用収縮で8月後半から大きく調整した。NYダウで今年高値からの調整幅は16%に達し、日経平均はさらに上回る19%の下げとなった。

その後。中国株が落ち着いたこと、米利上げ懸念が一段落したこと、欧州の金融緩和の思惑などで、株式市場は底を打ち上昇に転じている。日経平均は9月29日引け値で一瞬17000円を割ったところで底を打ち上昇に転じている。11月も、米国の年内利上げ懸念の再燃にもかかわらず、株式市場はきわめて堅調だ。11月高値は9月末比では11%、10月末比でも3%上げている。

まだ結論には早計すぎるが、今年も「ハロウィン効果」のアノマリー(明確な根拠はないがよく当たると言われる経験則のこと)が有効だったようだ。「ハロウィン効果」とは米国株式市場のアノマリーで、10月末のハロウィンの頃の株を買い、5月に株を売るのが一番投資効率に優れているというもの。「セル・イン・メイ」という言葉が有名だが、「株は 5 月に売って遊びにいけ、そしてハロウィンまで帰ってくるな」と言う格言である。それではハロウィンに買い損ねた人はどうしたらいいかを同じくアノマリーから検証してみよう。


ハロウィンの次に有効な11月末の株買い

「11月買い4月末売り」を調べるため、仮に「月末に株式指数を買い半年後の月末で売る場合、どの月の平均パフォーマンスが高いか」を、過去30年にわたり米国のS&P500と日本のTOPIXとで検証してみた。

日米ともに圧倒的に高いパフォーマンスとなったのは、やはり10月末の買い入れだった。米国の場合は8%近い平均パフォーマンス、日本のパフォーマンスも6%を超えている。まさにハロウィン効果が実証されている。それでは、10月末に次いでパフォーマンスが良いのは何月だろう。日米ともに11月末が2番目になる。米国で7%を超え、日本で6%を超えるパフォーマンスだ。アノマリーで見る限りまだ今月に買えば間に合いそうだ。それでは11月でもいつ買ったらいいのかこれもアノマリーで検証してみよう。