日経平均株価2万円
(写真=PIXTA)


日経平均は200日移動平均をサポートに上昇トレンド

今週の東京市場は、先週末に起きたフランス同時多発テロの影響が懸念されていた。実際開けてみると、月曜日の東京市場は340円安と安寄りし、200日移動平均である1万9320円を一瞬割ったもののすぐに戻し、下げ幅を縮小する展開となった。9月29日を底にした右上がりのトレンドは崩れていないようだ。

日経平均のローソク足は11月16日まで8日連続で終値が始値を上回る「陽線」となっている。日経平均が下げた日であっても引け値は寄り付きを上回っている訳で、とても珍しい記録だろう。出来高こそ膨らんでこないが、買い意欲はかなり強い事の証明だ。19日前場の日経平均は、300円を超える上げ幅を見せ、9時47分の時点で1万9923円をつけている。トレンドが右上がりなら、日経平均の次のチャレンジは2015年8月20日以来の2万円だ。


2万円回復には出来高の上昇が鍵

過去1年間の価格帯別累積売買高で、日経平均の売買高が多かったのは、1万7000 - 1万8000円の価格帯と1万9500円 - 2万500円の価格帯だ。滞在日数も長いため、それぞれこの価格帯では1000億株を超える商いが出来ている。累積売買高の多いゾーンでは戻り売り圧力が強くなる。現在の株価の位置は通称「真空地帯」という出来高の少ないゾーンにある、1万8000円 – 1万9500円の価格帯は1500円のレンジでありながら800億株程度の出来高しかない。戻り売り圧力が弱く上昇しやすい価格帯であり今回の戻り相場でも意外とあっさり抜けてきた。今後、2万円を超えていくためには、エネルギーが必要だ。最低でも売買高で20億株、売買代金で3兆円が必要だろう。